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「初の海外法人設立3ヶ月後、戦争で会社清算。フランスで経済制裁違反を疑われる」

先程、担当税理士さんからご報告をいただいて、どうにか5期目も生き残る事が出来ました。

前期のハードシングスとして

「初の海外法人設立3ヶ月後、戦争で会社清算。フランスで経済制裁違反を疑われる」をご紹介します🇷🇺🇫🇷

弊社RouteX Inc.の初の海外法人として、スコルコヴォ等の世界的にも有名なイノベーション創出拠点のあるロシアに法人を設立しました。法人設立後に自分の会社代表ビザ発行等の準備が完了し、モスクワへ正式に渡航する1週間前、法人設立から約3ヶ月後に戦争が始まりました。刻々と変わる国際情勢の中、ロシアでの事業継続が難しいと判断し、すぐに会社の清算手続きに入りました。一方で、既にロシアとの国際間送金は停止されており、日本法人から送金した資本金等の回収が難しい状況となり、貸倒損失に加え子会社株式消滅損という見慣れない項目が決算報告書に追加されました。

その後、体制を立て直し並行して進めていたフランス法人設立に注力しました。一方で、フランスは特にロシアに経済制裁を強めていた状況でもあり、弊社の過去のお取引先にロシア企業や大使館様等もあったため、継続して日本法人から取引をしているのではないか?と疑われ、法人口座設立の際にロシア関連のビジネスを完全に停止している事の証明が必要でした。

弊社がこれまで注力してきた、ロシアを中心とした旧ソ連地域における活動や実績が全て逆転し、マイナスな評価を受ける状況になってしまい、起業家として地政学リスクのある国にチャレンジをする難しさをこれ以上無い程に身をもって体感しました。

(この原体験を今後必ず何かに活かしていきたいと思っています。)

前期のハードシングスは個人のメンタル、企業の体力的にもかなりダメージを受けましたが、そこから得たサバイバル力は必ず今後の糧になると信じています!

現状、ありがたい事に弊社フランス法人へのお問い合わせも徐々に増え、生き残る道筋が少し見えてきました。

フランスや欧州のスタートアップとの事業連携、新規事業創出等にご興味ある皆様はぜひぜひお気軽にご連絡お願いいたします

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