コーヒーを淹れる理由
こんにちは、Keisukeとコーヒーの馴れ初めは楽しんでいただけましたか?
コーヒーとの出会いには、人それぞれにストーリーがあって、私はそれを聞くのが大好物です。
私とコーヒーとの出会いはここでは割愛しますが、ROUTEMAPを育てていくうちにやはり熱い想いというものが湧き上がってきて、どんなお店にしたいか、お客さんに何を伝えたいかなどなどを、ある日私が尊敬してやまない地元のスーパーお兄さんについつい打ち明けてしまいました。
そこで飛んできた言葉は、「そんなこたぁどうでもいい!」
胸を張って伝えた想いを一蹴され落ち込む私にすかさずもう一言。コーヒーを飲みに行く理由はもっとシンプルだ。
「君の淹れたコーヒーを飲みたい」
告白をされたような衝撃でした。
思い返せばメルボルンでカフェを訪れる時は、大体誰かのコーヒーを飲みたくなる時。人の手で作られるものには必ずその人の人柄が出るのだと、飲むたびに満たされた気持ちになり、私も真摯にコーヒーと向き合おうと気持ちを新たにしたのでした。
楽器や歌の音色に想いが乗るように、一杯のコーヒーにはバリスタの気持ちがたっぷり詰まっています。コンビニなどで手軽に買えるコーヒーも便利ですが、カフェというちょっと特別な空間で自分のためだけに淹れてもらえる一杯はなんて贅沢なのでしょう。
私がバリスタとして働く時はどれだけたくさんのコーヒーを作っていても、一つ一つのカップが誰のものかを見ながら、お客様の口に運ばれる瞬間を見届けては、一杯で誰かを幸せにできるこの仕事を誇りに思っていました。
日々学ぶこと、学びたいことはたくさんあります。でも誰かのための一杯を作る時は、目の前にあるそれが全てです。
人と話すのが好きで、普段は話を聞いてもらいたがりな私ですが、静かに今目の前にいる誰かに寄り添えるような一杯を提供できるようになりたい。
理想は「しあわせのパン」のりえさんです。笑
ROUTEMAPの味をお届けできる日まで、あれこれ想いを馳せながらコーヒーを学ぶ毎日。
ただいまKeisukeに勧めてもらった漫画「バリスタ」を一気読み中です。
RMC ROASTERS Written by Mayu
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