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DAY3 ナラティブアプローチ

12月のTSUNAGU塾、今回のお題は「ナラティブアプローチ」。
初めて聞いた単語・・・
いきなりマンガを読ませられ、お題が与えられてグループディスカッションがスタート。ナラティブとはなんだ?この漫画の位置づけは?なんて考えている余裕はなく、講義はそのまま最後まで進んでいきました。

研修テキスト

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ほぼグループディスカッションと発表の繰り返しでしたが、合間に講師と会話しながら、やりながら何を学んでいるのかだんだん理解が深まっていく研修でした。

研修が終わった時点では
 ・断片的な情報の中からいかに戦略(シナリオ)を立てていくか
 ・すべての条件や情報がそろった状況で判断できるビジネスなんてない
 ・まったく同じ情報でも、人や組織によって、結論とそこに至った根拠
  が異なることがある
 ・当たり前のことを疑ってみる

のようなことを学んだ気がしたのですが、、、

これがナラティブアプローチなのか???

やはり気になるので調べてみると、
そもそもナラティブアプローチの意味は辞書では「文芸理論の用語。物語の意。」と書かれており、臨床心理学から生まれてきたもので、あるサイトでは以下のように紹介されていました。
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ナラティヴ・アプローチは1980年代後半ごろに提唱されはじめましたが、今もまだ確定的な定義がなく、広い概念を持つ方法論です。現在、医療・臨床心理・ソーシャルワークや、キャリアコンサルティング、司法の場など、さまざまな分野で取り入れられていますが、実践の領域や研究者によって定義や考え方、具体的な方法も異なります。
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また、ネットでさらに調べててみると、以下の紹介がありました。

ビジネスの実践に活かすというよりは、学んできたことを生かす(疑似体験する)研修方法として非常に有効な方法であり、学んだスキルと、今までの経験や勘をうまく融合して、断片的に与えられた情報から自分たちで結論を導いていく(物語を作っていく)方法として、マンガが優れたツールであること。また、グループごとに別の立場でのお題が与えられるので、ディスカッションを通じていろいろ考えることで相手の立場を理解する研修としても役に立つということでした。そして、マンガは問いに対してどちらにの答えになっても論理的に組み立てられるように情報がちりばめられています。

確かに、研修を振り返ってみてみると何か知識やスキルを学ぶというよりは今まで学んだことを実際のビジネスの現場でどう生かすかという疑似体験をしたという感じでした。そのプロセスをみんなで考え、共有していくことで学びの生かし方をさらに深く学んでいくみたいな、、、

あとは物語という意味ではストーリーテリングとの違いもあるかと思うのでそのあたりはちょっと追加で調べてみようと思います。
自分にとっては初めての経験で、非常貴重な体験ができた研修でした。

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それにしても講師の吉川教授はNTT基礎研究所にもいらした非常に優秀な方ですが、学者っぽくなく、非常に柔らかな物腰で話も楽しく、あっという間の研修でした。今度他に講演や研修があったら是非参加したいと思います。

湯田温泉駅

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最寄り駅の湯田温泉駅、今の季節はSL機関車が走るみたいです。
ちょうど土曜日の研修が終わったあとの17時半くらいに新山口駅まで乗れるみたいなのですが、それに乗ると飛行機の最終便に間に合わず・・・
まあ、そんなに鉄道ファンでもなく、子供と一緒なわけでもないので、今回はいいかなと・・・