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アウトドアスパイスを楽しむ

アウトドアショップへ行くとコーナーが設けられ、人気の調味料となっているアウトドアスパイス。
そもそもアウトドアスパイスとは塩、胡椒、ガーリックをメインに粉末醤油や唐辛子、ハーブなどを加えたスパイス調味料のことである。
バーベキューで活躍し特に肉との相性が良い。アウトドアスパイスはキャンプで重宝するオールインワン万能調味料なのだが、活躍するフィールドは何もアウトドアに限った話ではない。インドアでも十分に魅力を発揮するのだ。そんなアウトドアスパイスを色々と紹介しながら特徴を掴んでいきたい。


アウトドアスパイス ほりにし

アウトドアスパイスの代表格ともいえる「ほりにし」。和歌山県のアウトドアショップが開発し、アウトドアスパイスブームの火付け役ともいえる。

成分表示を見ると、食塩、ガーリック、黒胡椒と並ぶのだが、ミルポアパウダーに着目したい。ミルポアはフランスの料理用語でセロリを中心にスープやソースのベースとして使われる香味野菜の総称とのこと。風味を引き上げ嫌なニオイを抑える効果があるそう。陳皮もめずらしいかな。

ザクザクとした大きめの粒が印象的。ガーリックが強め。肉料理をはじめとして基本的にオールマイティに使える。酢と油を加えてドレッシングを作ってもハマりそう。最初の1本としてオススメしたい。

オリジナルスパイス マキシマム

次は宮崎県のご当地調味料として有名なマキシマム。アウトドアの調味料としても人気です。

こちらも食塩、胡椒、ガーリック粉末、醤油あたりをメインとして、特徴的なのはかつお調味粉末、クミン、ナツメグあたりか。

サラサラとした粒。ブラックペッパーを中心としたフレーバー。バランスが良く牛肉との相性は個人的にナンバーワンだと思う。ステーキ、焼肉あたりをメインとして考え、野菜炒めや肉の下ごしらえにも使える1本。

黒瀬のスパイス

次は福岡県北九州市の黒瀬のスパイス。「牛・豚・鶏・魚に」と謳っているように肉に強いスパイスです。

こちらもメインは食塩、胡椒、醤油。レッドベルペッパー、グリーンベルペッパーあたりが特徴的か。

こちらもガツンとペッパーの香り。比較的醤油もしっかりかな。鶏肉との相性が抜群だと思います。あらかじめ鶏肉とまぶして揉み込んでおいてから焼くのが好きです。

七代目こばやし

お次は大阪の七代目こばやし。肉のプロが本気で作るお肉のポテンシャルを最大限に高めるお肉専用スパイスとのことです。

食塩、黒胡椒、赤唐辛子、粉末醤油をメインとした配合。

これまでのものは口に含むと、ザ香辛料といった部分もあるが、七代目こばやしは少し控え目。その分、バランスが良くさまざまな料理に合わせやすい。粉末醤油の主張もあるので、卵かけごはんあたりも守備範囲になるだろう。

ミラクルすぱいす ふ〜塩

主婦歴45年のふ〜ちゃんが作った万能調味料とのことっでネーミングに塩と入っているところに特徴が見いだせるか。熊本で作っているみたいです。

成分表で着目すべきは昆布茶、風味調味料(かつお)だろう。塩
+昆布+かつおをベースとしてガーリック、胡椒などを配合したものと読み取れる。

パンチは弱いが旨味は強い。胡椒、ガーリックが主張しすぎないところに良さがあり、淡白な味わいに強そう。冷奴あたりで強みを発揮するか。

極上スパイス 喜

こちらも宮崎の福島精肉店が作ったスパイス調味料、喜。宮崎はこういったスパイス調味料が盛んなのでしょうか。創業明治40年のお肉専門店がブレンドした極上スパイスとのことです。

着目すべきはかつお風味パウダー。かつおの旨味と肉の旨味成分との相乗効果を狙ったものでしょうか。

カツオとガーリックの風味が強い。胡椒のバランスも良い。これもステーキや肉料理に強そうだ。この喜とワカメでスープを作っても美味しそう。

楽喜スパイス

こちらも喜と同じく肉のふくしまが出しているアウトドアスパイス。

成分表からは醤油が強めなことが読み取れる。乾燥玉ねぎや酵母エキスといったところも特徴的か。

ザクザクと粒の大きな乾燥玉ねぎが主張する。喜に比べてパンチは弱いが、その分、様々なものに合わせられる器用さを持ち合わせたスパイス調味料。

まとめ

肉に臭み消しとして加えられているであろう、ハーブやペッパーやガーリックの主張が強いものが多い。シンプルなようで複雑な調味料であることが分かった。その複雑さをひと振りで味わえるところにこのアウトドアスパイスの魅力があると考える。
これを読んでいただいたあなたもお気に入りの1本を見つけていてはいかがでしょうか。

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