村上文春@産業医転職・労働衛生コンサルタント試験情報

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村上文春@産業医転職・労働衛生コンサルタント試験情報

産業医/労働衛生コンサルタントの村上文春です。Kindleで産業医の転職情報や、労働衛生コンサルティングの口述試験対策本を出版しており、こちらのnoteではより深く、最新の情報をお届けしたいと思っております。

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こっそり教えたい…なぜか「常勤産業医が次々と退職していく」企業の4つの特徴

私が以前働いていた企業に、唯一今でも交流がある社員が一人いるのですが、最近「また産業医の先生がやめてましたよ」と連絡を受けました。2年以内に一人ペースで退職し、新たに求人が出される、ということが繰り返されています。 また、他の企業でもたまにそのような噂が耳に入ってきて、実情を聞くと「ああ、なるほどね」と思う部分があります。そこで今回は、なぜか「産業医が次々と退職していく」企業の特徴について書いてみたいと思います。 これから常勤産業医として転職を検討されている方にとって、求

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    • ライバルに差をつける!産業医の採用面接を突破するための3つの重要ポイント

      私は常勤産業医として3度の転職を経験し、さらにはそれ以上にさまざまな企業の求人に応募していますので、トータル10社近くの採用面接を受けています。 やはり最初の内はなんとなく面接を受けていましたが、成功した時、そして失敗した時で次第にパターンを掴むことができ、その共通点から「ここがポイントなんだな」ということが分かるようになってきました。 今回の記事では、産業医の採用面接において、「どのような点が重要なのか?」そして「その対策としてはどうすべきなのか」ということをお知らせで

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      • 労働衛生コンサルタント2023年口述試験対策ー筆記試験の傾向から読み解く重点分野

        労働衛生コンサルタント試験を受けられる方の中には、「筆記試験」が免除されている人もおり、私自身も認定産業医の資格更新のために「産業医学講習会」を受講したため、筆記試験が丸々免除されています。 しかしながら、筆記試験に出題されるということは、「この内容は押さえておいて欲しい」と出題者側が重要と考えている問題と考えられます。少なくとも問題を全て解かないまでも、どのような分野の出題なのか、どのようなことが問われているかについて、内容をしっかりと押さえておくことは重要だと思います。

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        • 労働衛生コンサルタント口述試験で頻出な「違いを答えさせる」問題まとめ

          労働衛生コンサルタントの口述試験では、「◯◯とは何か、説明せよ」という問題がよく出されるわけですが、「対(つい)となる用語の違いを答えさせる」という問題も頻出となっています。 それぞれの用語の定義を理解していることも重要ですが、「どの点が大きく異なっているのか」というポイントをしっかりと押さえておりませんと、こうした問題は答えることができません。 今回はそんな、口述試験で問われる「違いを答えさせる」という質問についてまとめてみたいと思います。

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        • ここがヤマ!労働衛生コンサルタント試験2023口述試験対策
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          労働衛生コンサルタント口述試験で絶対に答えたい!高コスパな「一問一答形式」の問題

          労働衛生コンサルタントの口述試験では、基本的には「労働衛生コンサルタントとはどのような業務を行う者か?」「許容濃度と管理濃度の違いとは何か?」「リスクアセスメントの手順は?」など、「説明」を求められることが多いです。 つまり、筆記試験で言うところの「記述問題」が多くを占めるわけですが、そんな中、一問一答形式の問題も含まれています。試験会場で「説明」することは緊張もあって上手くまとめられない可能性もありますが、一問一答形式であれば、キーワードを答えるだけで済むため、当然のこと

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          労働衛生コンサルタント口述試験で絶対に答えたい!高コス…

          【2023年】「転倒災害」対策を押さえておくべき理由ー労働衛生コンサルタント口述試験予想問題

          「転倒災害」を押さえるべき理由

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          【2023年】「転倒災害」対策を押さえておくべき理由ー労働…

          2023年度の労働衛生コンサルタント口述試験対策で「騒音管理」が絶対に外せない理由

          2023年度、今年の労働衛生コンサルタント口述試験対策で、「騒音管理」は絶対にやっておくべきであると思っています。 そもそも「騒音管理」は口述試験においてそれほど頻出問題というわけでもなく(もちろん、出題されることもあるので、やっておくべきですが)、実際、私が受験された時もまるっきり触れられることもありませんでした。 ですが、なぜ今年は「絶対にやっておくべき」なのでしょうか?それについては、以下のような背景があるからです。

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          2023年度の労働衛生コンサルタント口述試験対策で「騒音管…

          労働衛生コンサルタント口述試験で「化学物質の自律管理について具体的に説明せよ」という問題が出題されると予想する理由

          出題の背景労働衛生コンサルタント試験の口述試験では、法改正に伴う問題というのは狙われやすい傾向にあります。今回ご紹介する「化学物質の自律的管理」についても、法改正に伴うものであります。 しかもつい最近で、「化学物質管理における大転換が起こった」とも言われている法改正ですので、しっかりと把握しておく必要があり、かつ「答えられないと合格が危うい」問題であると思います。 労働衛生コンサルタント試験を受験されるということでしたら、ぜひ、この記事をお読みいただければと思います。

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          労働衛生コンサルタント口述試験で「化学物質の自律管理に…

          「有機溶剤」にまつわる労働衛生コンサルタント試験 口述試験でのポイント

          「有機溶剤」の分野が試験で重要な理由「有機溶剤」については、幅広い職場で様々な用途で使用されていることや、その取り扱い業務で事故・健康障害が起こっていることから、労働衛生コンサルタント試験では出題されやすい分野でもあります。 実際、記述試験でも直近2021年に出題されています。そこで今回の記事では、口述試験で押さえておきたいポイントについて解説していきたいと思います。 【付記】 私は、労働衛生コンサルタント試験に一発合格し、その経験を元に、労働衛生コンサルタント試験口述試

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          私が労働衛生コンサルタント試験の口述試験を受験した時に出題された全19問と実際の試験の流れ

          労働衛生コンサルタント試験 口述試験の様子労働衛生コンサルタント試験の口述試験は、約15分程度と言われています。試験が行われる一室には3人の試験官がいて、順番に質問がなされていきます。なお、質問内容は受験者によって異なり、全員が同じ質問をされるというわけではありません。 受験区分・番号・名前を読み上げるよう指示され、実務経験の有無や、受験した理由などについて質問されます。 私の場合、向かって右側の試験官→左側の試験官→真ん中の試験官という順番で質問をされました。大半は、左

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          2022年労働衛生コンサルタント口述試験で出題が予想されるヤマ その4「健康診断」

          2022年度(令和4年)の筆記試験問題が公表されており、 第四問は「健康診断」についての問題でした。 口述試験においても実は、健康診断(一般健康診断/特殊健康診断/じん肺健診)についての出題が過去にされています。労働者の健康管理を行う上で重要なことでもあり、今回、記述試験で出題されたということもありますので、ぜひ改めてポイントを押さえておきましょう。 【付記】 私は労働衛生コンサルタント試験を受験・一発合格し、その経験を元に労働衛生コンサルタント試験口述試験対策についての

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          2022年労働衛生コンサルタント口述試験で出題が予想されるヤマ その3「メンタルヘルス対策」

          2022年度(令和4年)の筆記試験問題が公表されています。その第三問は「メンタルヘルス対策」についての問題でした。 例年、口述試験での「メンタルヘルス対策」は出題頻度も高いのですが、筆記試験でも出題されたことや、令和4年度全国労働衛生週間実施要綱の中の趣旨の中で触れられていることからも、さらにしっかりと押さえておきたい「ヤマ」となっていると思われます。 また、産業医ですと業務としての関わり合いが深く、(「答えられて当然でしょ?」という意味合いで)労働衛生コンサルタント口述

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          2022年労働衛生コンサルタント口述試験で出題が予想されるヤマ その2「化学物質と肺疾患」

          2022年度(令和4年)の筆記試験問題が公表されました。その中で、比較的マイナーであまり出題されてこなかった「インジウム肺」についての問題が出題されていました。 「インジウム肺」自体が口頭試験で問われる可能性は低いようには思いますが、化学物質と肺疾患については比較的よく出題されています。 そこで今回の記事では、「化学物質と肺疾患」の頻出問題について書いてみたいと思います。 【補足】 私は、労働衛生コンサルタント試験に一発合格し、その経験を元に、労働衛生コンサルタント試験

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          2022年労働衛生コンサルタント口述試験で出題が予想されるヤマ その1「職場における放射線障害」

          労働衛生コンサルタント試験の2022年度(令和4年)の筆記試験問題が公表されました。既に受けられた方もいらっしゃるかもしれませんが、産業医で労働衛生コンサルタント試験を受ける場合、「口述試験のみ」という方もおられ、そのような方はこちらをぜひチェックしておきましょう。 もちろん、その問題がそのまま出題されるとは考えにくいですが、少なくとも筆記試験を突破している人たちはそのような問題を答えられるわけですし、筆記試験の問題、特に記述試験の問題は口述試験の参考となると思いますので、

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          労働衛生コンサルタント口述試験で意外と穴な「騒音障害」の問題対策を2022年はしっかり行うべき理由

          「騒音障害」の問題を対策すべき理由労働衛生コンサルタント口述試験で言いますと、「化学物質」「粉塵・石綿」「熱中症」などの問題対策が優先され、ついつい「騒音」の問題がついつい後回しにされてしまう傾向にあると思われます。 しかしながら、騒音性難聴の労災新規認定者数は年間300件にのぼり、屋外作業場を中心として、騒音レベルの測定が行われていない実態があります。そこで、「令和3年度騒音性障害防止のためのガイドライン見直しに関する検討会」が開催され、令和4年3月に報告書が公表されまし

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          まさに初見殺し!労働衛生コンサルタント口述試験で頻出の「知らないと回答に困る応用問題」

          労コン口述試験の「応用問題」とは労働衛生コンサルタント試験の口述試験では、「○○とはなにか?」「○○との違いはなにか?」「○○の対策としてはどのようなものがあるか?」といった形式の問題が多かったりします。 そんな中、ちょっと捻った問題であったり、かなり現場・実地を知らないと回答できない問題も出題されることがあります。実際のところ、労働衛生コンサルタントとして相談を受ける場合には、答えられてしかるべきなのですが、緊張する試験の場ですと、「頭が真っ白に…」ということにもなりかね

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