ROUTE06 1人目のコーポレートエンジニア(情シス)を探しています!
はじめに
株式会社ROUTE06 のコーポレートITのお手伝いをしている @rotomx ともうします。正社員として情シスに所属しつつ、個人事業主で副業情シスとしても活動しています。
まずはじめにこの記事の目的をお伝えすると、ぼくと一緒に ROUTE06 のコーポレートIT を推進していく、1人目の専任コーポレートエンジニア(情シス)を探しています!
現在は専任者が不在なため、取締役の @codenote_net と業務委託であるぼくの2人でコーポレートITの導入・運用・管理を行っています。今後の事業拡大や従業員増加と、事業の性質に合わせて上場企業水準の社内体制へと強化すべく、募集にいたりました。
情シス転職ミートアップ 第3回にも参加予定なので、ご都合のよい方は是非ご参加ください。
募集を開始するにあたって、ROUTE06 がどういう会社なのか、ぼくがジョインしてから半年間何をやってきたのか、これからどうしていくか、をお話させていただければと思います。
ROUTE06 とは
ROUTE06(ルートシックス)と読みます。「リアルとデジタルが滑らかにつながる社会をつくる」をミッションに、新規事業に特化したエンタープライズ向けデジタルソリューションを提供しています。事業戦略、システム開発、グロースまで一気通貫で支援し、デジタルファーストなUXを実現するスタートアップ企業です。
2020年1月に創業し、2021年現在、2期目となるフェーズです。
創業1年目にして2億円の資金調達、Increments(Qiita)の創業取締役である @tomoya_konishi が取締役に就任するなど大きな話題となりました。
最近では「改正育児・介護休業法」の成立日にあわせて、育休中も最大180日間手取り金額が変動しないよう補助する「育児休業給付金上乗せ手当」を社内制度として制定しました。
半年間やってきたこと
現状把握
ROUTE06 へは2020年11月にジョインしました。当時は創業して10ヶ月という段階で、取締役が経営業務のほか、開発、コーポレート部門と兼任して、SaaS のアカウント管理や PC の準備などを行っている状態でした。まずはそれらの運用管理業務を引き継ぐとともに、現状把握から開始をしました。
ROUTE06 は渋谷にオフィスがありますが、東北から九州まで全国にメンバーがいるフルリモート・フレックスが前提の会社で、Slack / GitHub を通したコミュニケーションと、Notion を使ったドキュメンテーションの文化が充実しており、大抵の情報はキャッチアップすることができました。
コーポレートIT についてはオンプレミスや内製は存在せず、全て SaaS で構築されているため、すでに多くのサービスが利用されていました。全社ツールとしては Google Workspace を中心に、Zoom や 1Password などが活用されており、コーポレート部門では SmartHR やクラウドサインが導入済みでした。
まずはどこのチームが、どの SaaS を、どのプランで利用していて、どれぐらいコストがかかっているかをヒアリング調査し、Notion にまとめました。
また、これらの SaaS を俯瞰的に確認できるよう、吉田さんの note を参考に社内ツールカオスマップを作成しました。
ガイドライン・ルールの策定 / アナウンス
前述の通り ROUTE06 はフルリモート企業であり、副業として稼働できるのが平日夜間や土日など、メンバーの方がお休みの日時であることから、ヘルプデスクをリアルタイムで対応することが難しい環境です。
そのため、非同期で問題を自己解決できる体制を構築するため、ドキュメントの作成に力を入れてきました。
Notion 上に社内で利用している Slack や Google Workspace をはじめとする各種 SaaS の設定手順や運用ルールから、OS アップグレードや BYOD 利用に関するガイドラインや、デバイスの紛失時のフローなど情報セキュリティに関して取り決めた記事をまとめていきました。
また、作成したガイドラインの展開や、脆弱性などによるソフトウェアのアップデートの依頼や、SaaS の障害報告についてはできるだけリアルタイムに、そして、忙しくても Slack 上でサマリーを把握できるよう、シンプルでわかりやすく社内アナウンスをするようにしてきました。
システム・業務フローの改善 / 自動化
すでに導入されている SaaS について、より効率的に、またセキュアに利用ができるように設定の見直しを行いました。各種 SaaS は全社ツールである Google Workspace・Slack に連携をさせていきました。
また、Google Drive などの SaaS は情報漏えい防止のために組織としての公開範囲を見直す、多要素認証(MFA)を設定できるものは必須にする、など情報セキュリティの向上につながる設定を行ってきました。
PC や備品の発注、新たなサービスの契約についての申請・承認は、Slack での会話ベースだったものを Slack ワークフロビルダーに載せることで、コーポレート部門の業務の効率化を図りました。
情報は過不足なく入力されることで発注までの流れがスムーズになり、申請された情報は全て Google スプレッドシートに連携され記録されます。
業務委託や取引先からの請求書については、特定のメールアドレス宛に送付された PDF を自動で Google Drive の共有フォルダへ保管し、Slack へ通知をする bot を Google Apps Script(GAS)で構築しました。
Jamf Pro / Jamf Protect の導入
ROUTE06 は1年目という創業フェーズながら、MDM として Apple デバイス管理のデファクト・スタンダードである Jamf Pro を導入しました。
MDM の中でも Jamf Pro はエンタープライズ向けの機能・価格なため、スタートアップ企業での導入は珍しいと思います。創業1年目で導入した例も、今のところ他では聞きません。(もしあれば教えてください)
ROUTE06 の経営陣はコンピューターサイエンスやエンジニアリングに精通したメンバーで構成されており、代表の @Gyu07 を始め、情報システム / 情報セキュリティに対する経営の理解が深く、「上場企業水準の信頼性」と「スタートアップ水準のアジリティ」の両立を目指した積極的なIT投資を行っています。
Jamf Pro に続き、エンドポイントセキュリティには Jamf Protect を導入し、CISベンチマークに準拠した情報セキュリティ対策をとっています。ROUTE06 はコーポレート部門を含め、デバイスは Mac 100% なため、すべて Jamf 製品で統制をとっています。
これからやっていくこと
この半年間、ドキュメンテーション、細かなシステムの設定や業務フローの改善から、Jamf Pro / Jamf Protect 導入という大きなタスクまで幅広く着手してきましたが、まだまだやるべきことはたくさんあります!
現在はまだ少人数のメンバーですが、今後も増員も見込まれます。アカウントの管理工数の削減、また情報セキュリティの向上のためにも、まずは IdP / IDaaS 製品を導入し、SAML/SSO を展開していきたいと考えています。
創業2年目というフェーズ、1人目の専任者として裁量は非常に大きく、様々なシステムを制度設計、製品選定などをほぼゼロベースの段階から携わることができます。1人目ではありますが、ぼくも引き続きコミットさせていただき、相談をしながらコーポレートITを推進していければと思います。
ご興味のある方は @rotomx や HR担当の @ynndino88 までご連絡ください。ぜひ一度お話しましょう!
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