理月犬の気まぐれサラミ

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最近の記事

夏バテ【短編小説】

夏が来て、もう1ヶ月と半月が経過した時 エアコンを浴び続ける日々 身体が重い。 何をしても身が入らない これはきっと...そう。 夏の子供の仕業だろう。 パソコンで作業をしようとしても 本を読もうとしても ゲームをしようとしても 『お兄ちゃん、一緒に遊ぼーよ。』 って肩に乗って邪魔をする 重量的にきっと1人じゃない。 何人も居るんだ。 外で遊びたい子供達が この子達の機嫌を損ねると 身体が重くなって何も出来なくなってしまう。 あーもー、分かった。 なら外に出よう 足

    • 【ラムネ】短編小説

      真夏の陽射しを外で浴びて玄関をあけ 肌に服をくっつけながら 『ただいまぁ』といつもの挨拶をし 急いで靴を脱ぎ捨てる 『かあちゃん!ラムネ!』 はいはい冷蔵庫に冷えてるよと 呆れ顔をよそに 『大丈夫!取ってくるから』 母の足より自分でいった方が早い これを待ちわびて帰ってきたのだから 冷蔵庫を開けるとひんやりとした風と共に お目当てのガラス瓶を手に取る ドタドタと居間に向かうと母が 『はい。開けたるからここに置き』 もしもの為の新聞紙を敷いてその上でポンポンと 軽い手招きをす

      • 【夏休み】5分で読める小説

        俺は夏が好き。小さい頃は夏休みが好きで 夏自体は別になんとも思っていなかった。 給食がなくて家で食べる昼ご飯が特別に感じて 友達の家に行ってはゲームをして 明るい時間に家に帰る。 そんな毎日がたまらなく好きだった。 今は夏休みなんて無くて クーラーが効いた家から出てジトって空気を肌で感じて職場に向かう日々。 出勤してる時はなかなか見る暇がないけど 休みの日とか帰り道ふと空を見上げると だだっ広い青に幼い子が綿菓子でキャラクターを作ったような雲。それぞれ形が違って 『あ

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        • 【毎日一緒】短編小説

          彼は毎日私の顔を見る。 夜中ハッと目が覚めて心配そうな顔で私を見たと思ったら安心して眠りにつく。 嫌な夢でも見たのかな? 彼の温もりを感じて私も眠りにつく 朝になって起こすのも私の役目 寝起きが悪い彼を5分ごとにたまに2分ごとに起こす時もある 休みの日は3時間ぐらいずーっと私を見て 時々ふふっと笑ってボーッとしてる。 私を見てくれる彼の事が私は好き。 彼の好みも全部わかってる いつものように過ごしていたら 彼から「好きだよ」って甘い言葉をかけられる。 こんなの初めてで嬉し

          【夜空に見えるもの】小説

          俺は視力が良い。緑の葉も1枚1枚見える 湖を見れば遠くで魚が跳ねてるのも見えるし 山の頂上から見える絶景は何度見てもいい そんな俺には最近出来た友がいる。 彼は俺と違って目が悪く 近くの物は共有出来るけど 少し遠くになるとボヤけて見えるようで こんな素晴らしい景色を見れない彼に少し可哀想に思いながら、あまり景色の話はせず 食べ物の話や、仕事の内容で笑いあって過ごしていた。 それから少し時が経ち俺の趣味は天体観測だ 月を見るのが楽しみで特に満月が好きで 満月を見ながらいっぱい

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          【夜空に見えるもの】小説

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          【人と猫】短編小説

          「ねこ。彼らは飄々としていて自由に生きている 暖かい日差しがあれば日向ぼっこをして 暑くなれば日陰でお腹を出して寝転がる 蝶々を追いかけ、前足でちょいちょいと招いてみては街の猫好きは黄色い声を上げて 餌にありつける。 ホント羨ましいったらありゃしない。 あーあ、猫に生まれれば良かったのにな。 って夢を見たんだよ」 『ふふっ猫なのにそんな夢みたの?面白いね』 「でしょ!人間の方が楽しそうなのにね」 『そうだよ。人間に力だって手先の扱い方だって勝てないのに...あと、資源のやり

          ボイスのサンプル!

          こんにちは! ボイスありの有料記事を投稿しました!! 無料版ではシナリオ公開 ボイス&BGM 又は ボイス&BGM&効果音 有料版で公開しております! ただ、声がどんなのか分からないのに 買えないですよね。分かります って事でサンプルをどうぞ!!

          夢を追う為に【小説】

          俺は夢を追うために 安定を手放した。 その分見える世界があって 見える度に周りを見下していた。 それから時は経ち 思っているように上手くいかず 日に日に落ちぶれていった 見下していた人達は安定と幸せを手に入れていた。 家族からの電話でお前帰ってこい。話があると言われる 自分でも分かっている。こんなくだらないことせずに仕事で働いて幸せになれ。きっとそう言うに違いない でも父のくれた言葉は思いもよらない言葉だった 『おー、なんでそんな暗い顔してんだ。』 「いや、中々上手くいか

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          夢を追う為に【小説】

          ¥200

          孤独の朝

          夜中にセットしたアラームが鳴り響き 目を覚ます。目を擦りながらベッドに座る 朝の挨拶はしない。誰からも返事が帰ってこないから 無音の中、台所に行き窓を開ける 木々のざわめきと共に小鳥の鳴き声がする 柔らかな風が頬を撫で 思わず口に出す 『おはよう。』 微笑みながら、卵を手に取り 油を敷いたフライパンに優しく落とす。 一人ぼっちなのに、それも悪くないと思える程に耳が幸せになる。 きっとここに誰かがいたら 目玉焼きには何を付ける?って話をするんだろうななんて、妄想をしていたら

          太陽が落ちた世界

          カタカタとパソコンを触っていると 窓から差す暖かな明かりは無くなっていた 時計の針を見ると時間の流れに落胆し 明日の仕事に憂鬱を覚える。 でも、こんな時だからこそ 捗るものはある。 作業、夜食、トレーニング、ゲーム、動画鑑賞 太陽のエネルギーを月の明かりが 僕らに照らして力を分け与えてくれてる そんな風に感じてしまう くだらない事に真剣になって 太陽が上がるまでの有限な時間を過ごし 熱が入り、【寝るのが勿体無い】なんて 考えになる。 そのせいで消えないクマ 落ちる集中力、