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【人と猫】短編小説

「ねこ。彼らは飄々としていて自由に生きている
暖かい日差しがあれば日向ぼっこをして
暑くなれば日陰でお腹を出して寝転がる
蝶々を追いかけ、前足でちょいちょいと招いてみては街の猫好きは黄色い声を上げて
餌にありつける。
ホント羨ましいったらありゃしない。
あーあ、猫に生まれれば良かったのにな。
って夢を見たんだよ」

『ふふっ猫なのにそんな夢みたの?面白いね』
「でしょ!人間の方が楽しそうなのにね」
『そうだよ。人間に力だって手先の扱い方だって勝てないのに...あと、資源のやり取りとか無いしねぇ』
「うんうん色々出来てほんと楽しそうだよね!
それに比べてこっちは毎日退屈だし
はぁーあ」
『「人間になりたいなぁー」』

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