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豚キムチ丼



豚キムチ丼ですが、今日は久しぶりに本棚行きまーす。



〜 カッピー家の本棚 10冊目 〜



このコーナーは万人にはあまりオススメ出来ませんが、私の大好きな本を紹介していきます。

最近の本はありません、今では年に1冊くらいしか本を買わないのでせいぜい20年前までです。

本なので小説だけとは限りません、画集や漫画などもあるでしょう。


さて第10回目はこちら。



吉田満 / 原勝洋著、ドキュメント戦艦大和です。

著者の1人である吉田満は電測士として沖縄水上特攻作戦に従事した大和の生存者で、「戦艦大和ノ最期」という名著も書かれています。

もう1人の原勝洋は大和に関する数々の著書を発表されている、大和に魅せられた戦後世代の方です。


さて、このドキュメント戦艦大和は最期の闘いとなった水上特攻作戦といわれる菊水一號作戦の立案、作戦発動から戦闘開始、そして大和が沈んだ顛末までを資料や生存者、米軍関係者の証言を元に時系列でまとめたものです。


菊水一號作戦を簡単に説明しておきますと激戦の続く沖縄で行われていた航空特攻作戦と連動し、大和と護衛艦9隻の艦隊をもって米軍機を吸収しつつ沖縄を目指します。

この作戦は航空機の護衛など望める状況ではなかったので沖縄に到着する可能性は絶無と見られていましたが、万一到着した場合は艦隊を浜にノシ上げ、持てる兵器全てで沖縄に上陸している米軍を攻撃しまくるという作戦の程を成していない無謀なものでした。


そんで本著ですが、これがですね特に戦闘が始まってからの臨場感が半端ないんですよ。

なにしろ機銃を米軍機に撃っていたり、対空見張りとかしていた人の証言なんですから、撃ってる横で伝令が跡形もなく吹っ飛んだりしてますから。


私も毎年大和戦没の4月7日はこの本を元ネタにして、某掲示板で大和の戦闘をリアルタイム実況していたもんです。

それがですね、実況していると分かるのですが、戦闘開始から沈むまでが想像していたよりも遥かに早いんですよ、もうアッと言う間です。

日本の技術を結集させ世界最大最強を謳われた大和が簡単に沈むんですよ。


生存者の証言でも「大和が沈むとは思わなかった、あんな沈み方をするとは思わなかった」と書かれているのが印象的でした。


そして大和は最期に大爆発を起こし、船体を四散させ約3千名の乗組員と共に海中へと沒しました。

時は流れ250年後の西暦2199年、大和は宇宙戦艦として甦り地球を救うため遥か往復28万6千光年の旅に出るのです。


押すなよ!絶対に押すなよ!!