カレー

カレーですが、加齢な私が華麗にもカレーを食べたんですよ。

いえですね、水曜日は嫁様がヨガでヨガる日なので先に晩飯を食べちゃうんです。

一人でヨガっちゃうんです。

なので各自勝手に盛って食べやすいカレーが多用されるんですよ。

海上自衛隊の金曜カレーが有名ですが、私の私のカレーは左利きじゃなくて水曜日なんです。

金曜カレーの前身は海軍カレーとも言われますが、明治初頭の陸海軍は脚気に悩まされておりました。

当時脚気は海外にほとんど事例がなく日本固有の病とされ、原因も良く分かっていませんでした。

両軍とも脚気の原因を研究する訳ですが陸軍はドイツの流れから細菌説、海軍はイギリスの流れで栄養説に傾きます。

そして海軍は兵食の改革を行い白米中心であった主食を米と麦のメシ、パンへと切り替えていきます。

これを非難したのが陸軍の軍医であった森鴎外ですよ。

あのヤロー、自分だって原因が分かってないのに海軍をケチョンケチョンにしやがったんですよ。

ドイツ流に研究を重視する陸軍vsイギリス流に経験則を重視する海軍の構図ですよ。

でもって海軍は明治17年に実験する訳です。

練習艦「筑波」の1年近くにも及ぶ遠洋航海で、洋食中心の兵食を出した訳です。

そこでカレーライスもメニューに選ばれている訳です。

そしたら脚気は激減、ほぼほぼ原因は食事にあった事が証明されました。

これにより海軍は翌年の明治18年には脚気による死亡者ゼロを達成します。

しかし陸軍は細菌説にしがみつき相変わらず脚気による死亡者が続出、兵食の栄養改善を図ったのは明治40年以降でした。

実際には更にスッタモンダしてたんですけどね。