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筍ご飯


筍ご飯ですが、後ろに写っているのは完全に前日のパクリで若気のイタリアンです。


そう、左側が筍のチーズ焼き、右側が筍と桜海老のオムレツなんですよ。

イタリアンレストランで食べたのが美味しかったというので、作らされた訳です。

初めて作ったので再現度は80%というところで、エネルギー充填120%の波動砲発射かもしれません。


さて本日は新月であり旧暦でいう3月1日となります。

旧暦は太陰太陽暦といい1年を太陽の運行で、ひと月を月の満ち欠けで決めていました。

月は約29.5日周期で満ち欠けを繰り返しており、1年で約12回新月になるなど季節を知る作る上で大変都合が良かった訳です。


しかし月の満ち欠けだけで暦を決めてしまうと太陽の運行に対し年間で約10日の誤差が出てしまうので、それを補正する為に閏月が設けられました。

1年が13ヶ月の年もあったのです。


また月の運行も1日に対して誤差が発生するので、ひと月の長さも30日と29日が毎年変わりました。

現在のグレゴリオ歴は簡単な計算で年間のカレンダーを作れますが、旧暦では高度な天文学が必要だったのです。


江戸時代の日本において暦作りは幕府天文方が担当しており、勝手に配布する事が禁じられていました。

それでは暦を買えない人には不便という事で、月の大小だけが分かるという大小暦が発明され大流行します。


この大小暦は年始の挨拶回りなどで交換されましたが、多数を配るために版画の技術が劇的に発達しました。

そして初期は単色の版画であったものが後に多色刷りの技法も発明され、これが江戸錦と謳われた浮世絵に繋がるのです。

浮世絵は元々カレンダーだった訳ですね。


そして、そのカレンダーの一例がこちらになります。


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どこがカレンダーじゃい、と思われるかもしれませんが、干してある着物の柄に元号と大の月が描かれているのです。


昔の人は凄いなあ。



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