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チキンソテー


チキンソテーですが、バジルのソースがかかってました。

そんな事はどうでもいいんですけど今日は物凄い悪夢を見たんです。


なんかね、怪しい民間療法の診療所らしき所に自分がいたんですよ。

町内会の集会所みたいな内装で、長椅子とか置いてあって患者らしき人達も大勢いるんです。


そうしたら、うちの母上様が椅子に座ったまま白衣のオッサンに背中を指圧されてるんですよ。

母上様も「もっと強く!」とか無茶言ってるんです。

なんでうつ伏せで指圧しないんだろうかと考えてたら、うしろからオッサンの怒号が聞こえてきたんす。


「やんのかゴラァ!!」

「ゴノァ!下降りおァ!!」


とか言い合って建築作業員風のヒゲ面オッサン2人は階段をドスドス降りていったんです。

そんで下の階でしばらくドタバタしてたんですが、急に静かになったんですね。


ちょっと心配になるじゃないですか。


私も大人なので様子を見に下の階へ降りたんですが、ふと見ると部屋の隅に布団が敷いてあるんですよ。

近付いてみると布団から結構毛だらけなオッサンの足だけが死んだように出てるじゃないですか。

これはヤベエ!

と思って布団を剥がすと、さっきのオッサン2人が恍惚とした表情で抱き合ってるんです。


ほんでもって片方のオッサンは全裸で細い紐によってグルグル巻きにされて毛虫みたいになってるじゃないですか。

更に、もう片方のオッサンもニッカポッカ脱いでるじゃないですか。


全身が凍りつきました。


ほんだらオッサン達、私に気付くじゃないですか。

急にニッカポッカだけ脱いでる方が起き上がって「お前も仲間に入れよァ!!」などと叫びつつフルチン全開で私の方へ向かってくるんですよ。


全身全霊を掛けて逃走を謀りました。


もうどこの誰ですか、私のコメント欄を薔薇族で賑わせてた人達は。

そっちの「やんのか」かよと。


ほいで猛ダッシュで逃げる私の前に、ここのオーナーと称するダンディな黒髪のオッサンが立ち塞がるんですね。

で、なんだかオッサンが「ここはボクシングで勝負だ・・・」とかバリトン・ヴォイスで意味不明な事を言い出すんですよ。


その意味を考えていると、ダンディが華麗なステップで短いジャブを放ちながらこっちへ向かってくるじゃないですか。

困るじゃないですか、普通のダメリーマン相手に華麗なステップでボクシングを挑まれても困るじゃないですか。

そもそも何の勝負ですか。


そして私がダンディの放つ猛烈なストレートをしゃがみで避け、交差する汗の伸び上がりアッパーカットを決めた瞬間に目が覚めました。


俺は力石か。



押すなよ!絶対に押すなよ!!