焼肉ピラフ

焼肉ピラフですが、その昔池袋駅の丸ノ内線改札を出た所に「すなっくらんど」という飲食店の集合体があったんですよ。

なんかもう立ち食い天国という趣きでラーメンやカレー、スパゲティやら関西うどんやら牛丼やら、サンドイッチとか握り寿司などの店もあったと思います。

そんな「すなっくらんど」に焼肉ピラフはあったんです。

ここは全体的に価格が低く抑えられており、私なんかの貧乏サラリーマンには有難い存在でした。

免許持ってないし現場への移動はどうしても電車を使うので、昼飯時にブチ当たる時は池袋で途中下車して豪華立ち食いランチと洒落込んだものです。

そんな中、多種多様なメニューの中で輝いていたのが、この焼肉ピラフなんです。

確かスパゲティ屋で出していたメニューだったと記憶していますが、やっぱり20代の男の子だと肉を食いたいじゃないですか。

そうすると店の前に立てば焼肉ピラフのメニューが目に飛び込んでくるメニコンO2だったんですよ。

スパゲティミートソースも好きだったのですが、戦場へと向かう漢には焼いた肉が似合うのは常識です、バトルフィールドにヘッドアウトするウォーリアーはブロイルしたボス・タウルスがマストです。

もう注文してから1分で出てくるニンニクの効いた焼肉ピラフに胃袋は爆発じゃないですか、凶暴な気分になってガルルルとか唸り声を上げスプーンですくって食うじゃないですか、無我夢中なムガール帝国でセガールも沈黙のシリーズじゃないですか。

味なんか記憶しちゃいないんですよ。

ありし日のすなっくらんど