孤独と私
寂しさを感じるとき
知らない人たちの中で孤立するより、知っている人たちの中で孤立するほうが辛い、と聞いたことがある。たしかにその通りだと思う。知らない人同士ならば、お互い気安く話せないので、打ち解けられない場合があるのは当たり前だからだ。一方で、知っている人の中で孤立すると、その場にいる全ての人が私という人間をそれなりに理解した上で拒絶しているように感じるので悲しくなる。
学校という名の戦場
学校は単独行動などありえないという文化が強く根付いた場所なので、学生時代はどこへ行くにも何をするにも運命共同体を必要とした。運命共同体との生活は、しばしば人間関係にまつわるトラブルを運んできた。ストレスはほぼ全て、人間関係によるものだった。本当は一人でいたい時も一人でいることは許されなかった。望まずに一人にされることもあって、そのときはひたすら苦しかった。
大切なものだけ大切にする
大人になると人間関係で悩むことは少なくなった。嫌な相手とは距離を置き、一人でいたければ一人でいれば良い。周りの目線が気になったり、可哀想な人だと思われているんじゃないかと思ったりはしない。しかしたまに孤独を感じるときがある。知っている人に囲まれているのに親しむことができないときだ。気にしないよう自分に言い聞かせる。万人に好かれようなんて望んでいないのだから。
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