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#国際女性デー 働くシングルマザーに聞く「安心して働ける会社」とは?

本日3月8日は「国際女性デー」です。過去に多くの困難を乗り越え、権利を勝ち取ってきた女性たちをたたえる日として国連が制定しました。現代では女性の生き方を考える日として毎年世界中で様々な意見交換が行われています。ということで今回は、Rossoでの女性の生き方を探るべく、今まさに子育て真っ只中の女性社員にインタビューしてみました。

退社後、わずか1ヶ月で再入社。「いつでも戻っておいで」は社交辞令じゃなかった。

―青木さんは今、二人のお子様を育てていらっしゃるんですよね?

はい、6歳と3歳で毎日大変です(笑)

―それでも毎日フルタイムで働いていて、すごいなぁと思います。

会社のサポートのおかげで、家庭と仕事の両立がなんとかできています。ただ、今に至るまでには紆余曲折ありました。実は一人目の育休復帰後、一度会社を辞めているんです。当時、私は営業だったのですが、朝早い入場同行や業務後の電話・メール対応があり、子育てとの両立は難しいかもしれないと感じ始めていました。また、Rossoは新卒で入社した会社でもあるので、そろそろ他の環境で挑戦したいという気持ちもあり、経理職として転職をしました。
営業よりは子育てに向いているかと思ったのですが、実際は逆でした。自分に合っていない仕事、職場を選んでしまったようで、毎日膨大な量の業務と、そのための勉強に追われ、子どもとの時間がますます取れなくなりました。

子どものために頑張っているのに、子どもが寂しい思いをしている。いったい何をやっているんだろうと落ち込んでいたある日、Rossoを辞める際に言っていただいた「いつでも戻っておいで」という言葉を思い出しました。もちろん挨拶として言われたとは思うのですが、私はダメ元で「もう一度Rossoで働けませんか?」と連絡しました。すると、びっくりするほど簡単に「いいよ」と言っていただき、退社後わずか1ヶ月で再入社することになりました。

―たしかに1ヶ月ってなかなか無いですよね。でも仕事が大変で辞めたのに、Rossoに戻ったらまた同じになるとは思いませんでしたか?

実は、辞める前も辞めてからも上司はずっと気にかけてくれていて、今悩んでいることや辛いことなどを親身に聞いてくださったんです。働き方、時間、金銭面などあらゆることを相談させていただきました。

子どもを連れて旧オフィスに出社した時の写真

子育てしながらフルタイムで働き続けられる理由

―復職後、働きやすさは変わりましたか?

はい、変わりましたね。いろいろ相談した結果、採用を手伝ってみないかと言っていただけて。初めての仕事でしたが、スカウト送信や面談同席から無理なく始めていけるよう、サポートもしていただけました。

―勤務形態は変わりましたか?

一人目の育休明けは、保育園の送り迎えの関係で時短勤務になりました。二人目の育休復帰後もまずは時短で働きました。その後、フルリモートになったタイミングでフルタイム勤務に戻しました。
そもそもフルリモートになったのも、当時子供達の保育園が別々で、それぞれを送り迎えしながらオフィスに出勤する、ということの苦労に配慮いただいたからです。こんな風に、いつも臨機応変に私の事情に合わせてもらえることに、とても感謝しています。
また、出勤時間も定時より30分早めていただきました。これも送迎の関係です。

―たった30分の違いで、フルタイム勤務できるかどうかが変わってくるんですね。

はい、大きな違いだと思います。これは私だけでなく、エンジニアの中にも育児や介護の関係で、定時を変更している社員がいます。制度として、「こういう人にはこの形」みたいなものが決まっているわけではなく、ひとりひとりと丁寧に向き合って、可能な限り最善の形を提供してくれます。

総務メンバーのホームパーティーに子どもを連れて行った時の写真。
UNOで遊んでもらってます。

勤務時間やリモートなど条件が揃えばいいわけじゃない。必要なのは「安心感」

―フルリモートと、出勤時間変更のおかげで今も働き続けられるんですね。

その2点は大きいです。でも、それだけではありません。自分のプライベートのことを理由に働き方を相談することって、会社や上司に対する信頼がないと難しいです。私は離婚のことまでかなり赤裸々に話しました(笑)。そうやって「今こんなことに困っている」という気持ちを、受け止めてくれる信頼感があるから、安心して話せるんだと思います。

子どもってすぐに熱出したりするんですよね。そのたびに早退させてもらったり、迷惑かけて申し訳ないとは思うんですが、それに対してまわりから何か言われるようなことは一切ありません。思い返せば、妊娠中の時から体調面など気にかけてくれていました。
産んでもいい、産んだ後も働いていいんだという安心感が、この会社にはあります。

―青木さんは、Rossoの産休・育休取得の第一号ですよね。出産を考えている女性社員のロールモデルにもなるかと思いますが、ご自身の役割をどう考えていらっしゃいますか?

もちろん、自分の経験からアドバイスできること、サポートできることは何でもやりたいと思っています。ただ、ロールモデルというより、寄り添える仲間のような感覚が近い気がします。理想の働き方って人それぞれで、私はフルタイムで働きたかったけど、子どもが小学生になるまで時短がいいなって人もいると思います。だから、「私を参考に」というより、なんでも相談できる相手になりたいです。私にとっては、上司がそういう存在でした。男性ではあるけど、当時社内では数少ない子育て経験者で、かなり理解がありました。私もそういう存在になれたらと思います。

―なるほど。安心して働き続けるには、制度だけ整っていてもダメなんですね。制度や条件面以外の社風の部分って求人では見えづらいと思うので、今日このインタビューができて良かったです。ありがとうございました!

おわりに

今回は、弊社の産休・育休取得第一号である青木さんに、当時を振り返ってもらいました。一人目の育休復帰後に一度退職され、その後すぐ戻ってこられたりと、おそらくいろんな悩みや不安があったと思います。そんな時に必要なのは、制度うんぬんの前に、安心して相談できる環境なんだと気付かされました。
広報として、この「安心感」を適切に伝える努力を、人事としては、ライフステージや性別、年齢に関係なく「安心感」を感じてもらえる人事施策を実施していきたいと思います。


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ご興味のある方は、いつでも下記までご連絡ください。
saiyo_rosso@rosso-tokyo.co.jp

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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