夕焼けを眺める、心の鎧を溶かす

もう理屈をこねるのは止めて、ただただ楽しみたいな。そうだよ、ただ楽しもう！と、ほんのさっき思いました。その決意（？）を忘れないために、そのことをnoteに記しておきます。

自分の心の動きについて、なぜそのように感じるのか知りたくて、（一見）筋が通っているように思考を並べていく、ということをよくします。

理屈っぽいなあ、それは単なる言葉遊びじゃない？と自分で思うこともありますが、心の動きや物事の在り方に対して説明がつくと、あるべき場所にそれらが収まったように感じ、スッキリするのだと思います。

言葉遊びについて言えば、例えば、ヨガや瞑想をする人にはおなじみの「今、ここ」。英語だと "now, here" ですよね。

Now と here を繋げると、nowhere。

過去・現在・未来という時間の流れは本当はなく、この瞬間のみが存在する。でも、私達は今この瞬間に在ることはまれで、ほとんどの場合、過去か未来のことを考えている。そうではなく、今ここにいよう、今ここに意識を向けよう、今＝present はプレゼント（ギフト）である。

といったことをヨガ等では説いたりしますが、「今、ここ」が nowhereって、真逆じゃない？いや、むしろもの凄く深いかも～、なんてことを取り留めもなく考えたりします。

ついでながら、now+here=nowhere だ！と気がついたのは、ヨガのクラスの最中でした。寒くなったので上着を着ようとした時に、上着のブランド名が書かれているタグに目が行きました。その時初めて気がついたのですが、タグには "nowhere" とプリントされており、now+here だ！おぉ！、と。

（Nowhere については、調べたら納得するような語源が、もしかしたらあるのかもしれません。）

そんな風に思考の並べ替えや言葉遊びを楽しんできたのですが、自分の心の動きやこの世の理を納得しようとしている内に、今起きている楽しいことを見逃しているのでは、という気がしてきました。

それは、美しい夕焼けが目の前に広がっているときに、夕焼けの仕組みを考えているようなものかもしれません。夕焼けは、刻一刻と変わっていく美しさを見せてくれているのに、仕組みを考えている内に、その美しさはあっという間に消えてしまう。なんだか、そんなことを思いました。

夕焼けを眺めるの、大好きです

けれどもやはり、心に刺さったままになっているトゲを抜いたり、自分を守ろうとまとった鎧を溶かすには、心を観察して、分解、解体した後に組み立て直すのが有用だよなあ、とも思うのです。