身体によい油ってどんな油??
身体によい油と、悪い油があるって皆さんご存知ですか?
女性の間では油そのものが太るからと言って敬遠されていたりしますが、ヒトの身体をつくったり、日々の代謝に欠かせない栄養素です。
不足すると身体がエネルギー不足となり、体力の消耗が激しくなったりします。また、脳も油でできているので、良質な油を適量とるというのは、とても大切なことです。
これまで油については「ダイエット」の間違った知識や過去の常識などから、誤解があります。
このあたりで一度見方を改めてみましょう。
あなたの身体にいいこと満載です☆
ヒトの身体に油が必要な理由とは?
ヒトの身体の細胞膜や脳神経組織つくる材料になる
ホルモンの材料になる
身体でエネルギー源となる重要な栄養素
身体の炎症に関係する
上にあげた4つの理由の中でも、女性にとってわかりやすく大切なのは3の「身体でエネルギー源となる重要な栄養素」でしょうか?
よい油を正しく食べることで代謝を上げることは可能なんです。うれしいトピックスですよね。
それから、あまり知られてないところで言うと、4「身体の炎症に関係する」です。肥満の原因や、高血圧、関節痛など、ヒトの不調には体内の慢性炎症が関係しているといわれています。
この慢性炎症を抑制することができるのが油→脂肪酸です。この点に関しては別途解説しています。
食べてはいけない油
トランス脂肪酸
酸化された油
1のトランス脂肪酸ですが、具体的なものを例に挙げると、マーガリン、ショートニング、市販の揚げ物、ポテトフライは食べないように注意してください。
それからサラダ油はあまりお勧めしません。
これらのことをトランス脂肪酸というのですが、このトランス脂肪酸のとりすぎは、心疾患、喘息、がんなどを起こすリスクが高まります。
マーガリン、ショートニングは当たり前のように、市販のパンやクッキー、お菓子に含まれるので、相当気を付けないといけないですね。
2の酸化された油は、どんな油でも、
空気にふれる、光に当たる、料理に使った油は酸化しています。
油の酸化とは、油の分子と空気がくっついた状態のことを言うのですが、では油の酸化はなぜ身体によくないのでしょうか?
酸化した油を摂取すると胸やけがしたり、お腹が痛くなったりします。
時には食中毒の原因になったりするので気を付けてくださいね。
例えば、油で揚げてある即席麺などは流通に関して規制が設けられてるほどなのです。
また、酸化された油は、匂いが悪くなったり、粘り気が強くなったりすることで見分けることができます。
余談ですが、スキンケアのクリームなどで、匂いがしてくるものがありますが、これは含まれる油分が酸化しており、肌がかゆくなったり荒れたりするので、すぐに使用を中止してくださいね。
食べたほうがよい油
では食べたほうがよい油とはどんなものなのでしょうか?
日本人に足りてない油というものがあるようなので、それをもとに書いてみますね。
日本人の食事において、不足しがちな油としては、主にオメガ-3脂肪酸が挙げられます。
近年の日本人の食生活の変化により、魚介類を摂取する機会が減少しているため、オメガ-3脂肪酸の摂取不足が指摘されています。
そのため、亜麻仁油やえごま油、青魚(サバ、鯖、イワシなど)などの摂取を意識することが大切です。
まとめ:「あなたはあなたが食べたもので出来ている」
ここまで、ヒトの身体に油や脂肪が必要なこと、そして食べてはいけない油、食べるべき油について書いてきました。
とりあえず、これをすればいいんだ、これはしてはいけないんだということはわかってもらえたでしょうか?
してはいけないこと
・トランス脂肪酸のとりすぎに注意(マーガリン、ショートニング、を使ったパンやクッキー、お菓子、お惣菜の揚げ物など)
・既に1度使った油は使わない(酸化された油)
してほしいこと
・亜麻仁油、えごま油、魚油をとる
亜麻仁油、えごま油は熱に弱いので、サラダにドレッシングとして使うなど工夫して食べてください。魚は焼いてもお刺身でもよいのでなるべく食べる頻度を増やしましょう。
私も経験のあることですが、特に、一人暮らしですと、炭水化物(お米、パン、パスタ)だけで1食としておわる場合が多いので1品魚を入れるだけでも違います。
最後に一つ付け加えますと、
例えば、ヒトの身体は1日だけ身体によいものだけを食べても、翌日すぐそれが肌に反映されるわけではありません。
毎日毎日少しずつ身体によいことを積み重ねて、3か月、半年たってやっと自分にわかるようになります。
もし、いま、あなたがご自身のお肌の調子や身体の調子、身体のシルエットに不満を抱いていたり、不調を感じたりしてるならば、半年前のあなたが食べ続けてきたものがいま、身体に表れているだけなのです。
だからたった1週間だけであきらめないでくださいね。
半年後のご自身を楽しみに、少しずつでよいので食習慣を変えていきましょう。
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