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視点を変える

先日お客様と話をしていて、マッサージ屋は手先の感覚を鋭くしていなくてはならないというのは普通のことだけれど、
それを生業にしていない方から見たら特殊なことなんだと気づいたので、今日は手の感覚について書いてみます。

話は最初から飛びますが、
整体師さんから、姿勢についてのご指摘をいただきました。
そのご指摘というのは、私の膝から下の脚が外側に曲がっている原因は足首の固さだということです。
足首の固さをまず取らないことには膝下O脚の改善は難しいということでした。
くるぶしの下の筋肉をよく揉み解しfなさいと。

これが私にとっては新鮮なことだったのです。
私自身、多少整体もかじってはいるのですが、
そもそもが足裏が専門分野なので、私達足もみ屋にとっては、
くるぶし下は、子宮と反射する場所と捉えています。
そして、筋肉ではなく、老廃物を目がけて指を伸ばします。
老廃物をしっかり捕まえ、潰していきます。
例え同じ箇所であっても、
筋肉をほぐすのとは、深さや感覚が違うのです。
そして、初めて筋肉としてくるぶし下を捉えてみました。
痛いのです。
今まで子宮として捉えてきた時には痛みはありませんでした。
もう一つ余談を書けば、祖母が子宮癌で亡くなったので、怖くて、自分の子宮の反射区はしつこく自分自身で刺激していた箇所でした。
その同じ箇所を筋肉として捉えた時に痛みがあったのが不思議でなりませんでした。
結局、反射区として押し切れてなかったということなのだろうか?

そしてその後、とっくに止まっていた生理の様な血が出ました。
不調があるわけではありません。
数日間、生理中の様なお腹の重だるさを感じました。

また不思議なことにその期間後は、何ともすっきりとして、何かが抜けた感じがしています。

この個人的に不思議な話を中の良いお客様と話したのです。
最初にその方に話をした時は、同じ箇所を触る感覚が違うということを自分も無意識に強さを変えていたので気づかず、お客様に質問を受けて初めて気付いたのです。

そう言えば、マッサージをする時に、筋肉をとらえるのか膜をとらえるのか、骨をとらえるのか、全然違う圧で違う方法でするな、と。

これが自然にできているから、ものづくりが苦もなくできるのか、と納得したのです。
ワイヤーがどこまで動かすと折れるのか、など、指の細かい感覚でやっていて目を使ってやっているのではないということ。

今まであまり意識していなかったので改めて考え、感じることができました。
幾つになっても新鮮に驚くことがあるのは楽しいことです。
まだまだ自分の狭い世界だけでも知らないことがたくさんあるのではないかと思い、面白くなってきました。
皆さんも、ご自分が長年している行動を見直してみると、案外面白い発見があるかもしれませんよ。

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