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ロープ屋の息子が明かす!紐とロープの意外な違いとは


突然ですが、紐と言われ、どのようなものイメージしますか?
靴ひも、神社のしめ縄、パーカーの紐、綱引き、、
いろいろなものが浮かんでくるかと思います。では、紐とロープ、縄これらはどのように違うのでしょうか。普段考えたことがないと思いますが、今回はロープ屋の息子目線から、簡単に解説をしていこうと思います!

結論から言いますと、紐もロープも組紐も一緒っていうことになります。
調べますと言葉が違えど、本質的には変わらないということになりました。そのため一緒という表現をしています。
しかしです、我々業界をはじめ一般的にどのような使い方で使い分けしているのかを含め、気になりますよね!ね?…
なぜアレは紐で、これはロープと使い分けるのか
そんな今回のテーマである【簡潔】を気をつけながら以下に記載していこうと思います。

紐やロープ(綱)、縄はその分形によって呼び名が変わる

一般的に紐や、ロープがどのように定義されているのかを辞書を引いて見てみましょう。
*ちなみにですが、ロープとは綱の略をしていると言うことなので、紐、綱を調べつつ、縄の一般的な定義を探ります!


紐は糸よりも太く、縄よりも細い、縄は綱より細い。ということになります。が、太いとか細いなどは、紐と紐を比較して判断のつくものです。また持つ人によって太さ細さの感覚は変わってくるでしょう。これらを総じて紐はロープでもあり、縄でもあると言えます。
しかし、仮にティッシュをくるくると撚って、「これは縄ですすよね?」と聞かれれば、「どちらかといえば紐です」と答えたくなります。つまり、太さの基準がある程度概念として内蔵されていると考えます。

ロープ屋の息子が基準を作ってみた!

デニール表記とは糸の太さを表す単位で、他にデシテックスなどがあります。
撚糸とは、糸を集めて、くるくると撚っていったものになります。基本的にはロープや組紐になる前段階としてのものですが、糸ではないので紐等の分類に分けました。
こんな感じにまとめてみましたが、実際はこんなにはっきりと分けれるものではなく、例えばしめ縄などは先端が細く、中盤で太くなり、また徐々に細くなりますが、縄という言葉を使っています。

実際にイメージを膨らますためにも、大きさのイメージを図にしてみました

単四の直径は紐や縄とイメージしやすいかと思いますが、1円玉の直径20mmであっても縄に入るような気はします。しかし、ロープにすると意外に大きく見えます、そして、この20mmを結ぼうとしますと違和感があります。ですので綱に入れました。
以上、現場にいて感じた違いを記載してみました!

言葉の使い分けは特殊であり、糸以外は一般的に紐と呼ぶ

辞書では、紐を調べた際、”ものを結んだり束ねたりする”と書いてあるように、紐は、縄や綱の使用方法の意味する言葉として記載がしてあります。紐は、形状だけでなく、その特性を示しているので、縄や綱は紐と言ってもいいでしょう!
ロープと紐の違いは、本質的には違いないということです!

ということで、あくまでも主観的なことになってしまいましたが、楽しかったでしょうか!紐には使いようによっては色んな意味や表現になり、さまざまな人が使ってきました。古くからあるからこそできた表現の幅と思います。歴史のエモさも同時に感じていただけたら嬉しいです!

以上、[ロープ屋の息子]岡成よしひろでした!
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