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川越さんの自然栽培里芋入荷しました!

【宮崎を代表する自然栽培農家 川越俊作さんの里芋が入荷しました】




「里芋」は作物の中でも育てるのが難しい品目。
そんな中、種採りを10年以上続けられながら立派に出来上がった里芋は、まさに奇跡の里芋。根がびっしりと生えて、生命力に満ち溢れています。


引き抜いてみると、太い根から細いひげ根まで、びっしりと生えています

川越さんの畑は疫病の影響をほとんど受けることなく、凛と育っている姿は美しい限りでした。
ところどころ葉に疫病の斑点がありますが、茎は太くとても健全な状態です。
どうして、同じ時期・同じ地域で育てた作物にこれほどまでの差が出てしまうのか、地域でも収穫が出来ている川越さんの畑は目立っているそうですが、その理由はやはり“肥料・農薬を使わない栽培方法”にあるのではないでしょうか。


多くの人が農薬を撒かないだけが無農薬栽培だと思っていますが、川越さんは土づくりを重ね虫や病気が発生しない環境になっていくことで、結果的に農薬を使用する必要が無くなっていく。そうした土づくりを進めていく上で肥料や堆肥を入れないというのが重要なポイントになってくるとおっしゃいます。
ただ農薬を撒かないだけではない、自然界の摂理に沿った考えを指針とし、その結果が“自然栽培”という肥料・農薬を使わない栽培方法だった、ということ。
いかに、作物を栽培するうえで基本となる【土】が大切なのか、今回の疫病発生の件でも良く良く分かりました。

農薬や肥料の使用が当たり前の現代農業では、自然栽培を伝えていくことが難しいとおっしゃいますが、だからこそ“結果を出すこと”にこだわる川越さん。
並大抵の努力ではない川越さんの熱い想いを、今回の訪問でも目の当たりにさせていただきました。
その努力が、他では味わえない「うまい里芋」を作り出しているんだと改めて実感しています。

川越さんが持つ加工所で行われている選別。小さいものや傷のあるものはここで弾かれます。

おススメレシピ 「里芋と蓮根の利休煮」

冬に備えてエネルギーを貯めるのに適した根菜たちが美味しい季節になっています。里芋を剥く余裕がある日は、蓮根と一緒に煮物はいかがですか?千利休が白ごまを好んだことから、白ごまを使った和食料理には、利休・・と名前が付けられるそうです。ほっこり温まる優しい味になりましたよ!レシピをご紹介します。

〇「里芋と蓮根の利休煮」2人分

【材料
・里芋 300g
・蓮根 200g
・オクラなど
・すりごま 大さじ3
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
・だし汁 300cc
・片栗粉 大さじ1

【作り方】
1.         里芋は、皮を剥き、食べやすい大きさに切って、塩でよくもみ洗いして水で洗い、
ぬめりを取る。
2.         蓮根は洗って、皮を剥き、乱切りにする。
3.         鍋にだし汁と里芋、蓮根を入れ、沸騰したら調味料を入れ、落し蓋をして強火にかける。
4.         煮立ったら、弱火で12分。最後にオクラなどの色どり野菜を一緒に煮る。
5.         煮えたら、すりごまを入れ、水溶き片栗粉を加えてとろみを出す。
☆かぶなどで作っても、よいです。
 


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