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ゲーム・オブ・スローンズ一気見!

フィールドを毎瞬、色とりどりにクリエイトする皆さま、こんにちは。

今回のステイホーム中、たまたま何かのきっかけで、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を見始めてしまい、

一気見してしまいました。

今回は、そのゲーム・オブ・スローンズについてのレビューand徒然です。



あしかけ8年に及ぶ、中世ヨーロッパの騎士や戦い、ファンタジーなどが織り交ぜられた長編ドラマでした。


ここからは、ネタバレも入りますので、真っさらな状態で楽しみたい方は、ここまでで^ ^



あまりの人気で、全く内容も知らない自分でも、「ゲーム・オブ・スローンズ」という名前は知っていました。

一年前、8年かけたこのドラマは最終章を迎え、終わっていました。

その8年分、実際一気見してみて。。。

面白かったです。



丁寧に時間をかけて、人物の成長と共にドラマを見られることと、

実際、子役だった役者さん達がどんどん大きくなる様は、
感情抜きにこのドラマを見られなくなるという効果も相まって、
かなり物語に入り込むことができました。


映画「ロード・オブ・ザ・リング」や、
その続編「ホビット」(時間軸としては、ロード・オブ・ザ・リングの前の話になる)が
大好きで、

同じ、「ファンタジーと中世の騎士」というキーワードがあり、楽しみにしていましたが、
実際の物語は


「殺しに次ぐ殺し」  

で、かなりショッキングでした。。。



そして、崇高な精神も全体の骨格の中には描かれているけれど、

基本、どれだけ相手を騙し討ちし、
抜け目なく策略を凝らし、
相手を出し抜き、
完膚なきまでに叩きのめし、
死体が起き上がらない程までに殺し抜く。  

実際、死体が復活するために、どこまでもやり抜かないと、こちらが殺られる、、、

という、すさまじい話でした(^◇^;)  

なのに、なんでこの映画が、殺伐とした気持ちだけにならず、楽しめたかというと、

この話はもう、今から9年前には始まっていて、1年前には終わっているので、ネットで調べると、

このドラマに登場した、敵という敵同士の役者さん達が、
それは楽しそうにみんなで写真を撮ったり、
メイキングに出たり、
ドラマが終わった時にはみんなで涙して肩を組み、テレビや雑誌に登場していたからです。    

あの敵の、あのにっくき、あいつめが!

という、敵同士が、

「はい!お疲れ様でしたー!」の合図で、
肩を組んで笑顔になっている。。。


これが、ほんとに感動したのです。


このドラマは、崇高な義理堅い、
真面目で、愛と仁義に溢れ、
人を信じて行動した一人の人間への裏切りの惨殺から、話が歴史と共に、広がり進みます。    

そこからは、裏切りと復讐と策略と強奪。    

人の残忍さと、エグさの究極の形を見せ続け、

しまいには、その残虐な暴君の悲惨な末路を
誰もが望んでしまっている、、、

そして、その復讐がなされると、スッキリまでしてしまうという、

自分の心の
人間の心の、

恐ろしさを見せつけられるようなドラマでした。


でも!!

監督の合図で撮影が終わると、さっきまであんな酷いことをしていた敵同士が、
身内が、
お疲れ様ー!となる。

これが、ほんとに嬉しくて、安心して惨劇を観ることができたのでした^ ^

人生とは、こういうもので、
こういう風に思い切れたら、素晴らしいだろうと常々思っていました。  

この世では、嫌な役を買って出てくれた、
「あの嫌な人」は、
あの世に帰れば、

「一番嫌な役をやってくれてありがとう!
ほんとに嫌な役をやり切ってくれたよね、
本当に腹たった!笑笑」

と、ハグし合えるんだろうと。


よく、精神世界では、
「この世は映画のようなものだ」と例えられます。

魂は死なないので、
映画の中で何度殺されようと、スクリーンを観ている本体のわたしは死なない。

魂のわたしに、観ている映画のスクリーンの中から、火の粉すら飛んではこない。

でも、映画の中でわたしは本気で役になりきっているので、
つい、魂は死なないことは忘れて、映画の中のわたしは本気で腹が立ち、傷つき、傷つけ、苦しむ。

でも、魂の視点からは映画のようなものなので、実際は傷一つ、つかない、と。


その視点でいくと、まさにゲーム・オブ・スローンズは、キャストが劇中で殺し合い、
撮影が終わると、笑顔でお疲れ様!をする。

客観的に魂の仕組みの一つの縮図を見るようで、感動しました。

しかし、
それにしても。

凄い殺し合い、復讐劇でした(^◇^;)

でも、次々と繰り出されるまさかの展開と、
美しい景色と魅力的な登場人物と、
毎回聴くごとに親しみを覚えていく音楽と、

あまりにも唐突な落とし所に、目が離せません。

この物語は、ジョージ・R・R・マーティンの
「氷と炎の歌」というファンタジー小説を元に、HBOがドラマ化、世界各地のそれは美しい土地で撮影されています。  

原作はなんと、まだ未完で、作者と共にHBOがサイドストーリーなども織り交ぜ、結末に辿り着いています。  

でも、原作が最終章まで書き上げられた時はもしかしたら、違う結末になっているかもしれないし、
そのパラレルワールドも楽しみです。

全体としては、騎士と魔法と、異世界と権力争いと、
個人の血脈と、復讐と誓いと義理のストーリーでした。

そのストーリーの中で、個人的に言わせてもらえるなら、

「サーセイ」という人物が一番の主人公でもあり、一番観ている側をキリキリさせ、
キーーーッとさせた張本人であるのにも関わらず、
最後に愛の中で死ねるのは、もの凄くモヤモヤしました(^◇^;)


個人のモヤモヤはさておき、

わたしは
「昔から時代はこうやって良くなっていく」
と、思っていることがあります。  

サッカーの話でよく例えるのですが、
昔は、人をコロシアムの中で獰猛な猛獣で追わせ、その首をはね、
その首を馬に乗って蹴飛ばしたり、足で蹴飛ばして楽しんでいたのが、サッカーの始まりで、

今は、生首を蹴って楽しむなんて悪趣味は無く、サッカーボールという丸いものをみんなで蹴って、勝ち負けをつけてルールの中で楽しんでいる。

これこそが、時代が良くなっている形だと思っていて、
このゲーム・オブ・スローンズも、残忍の極みですが、これをドラマ、映像として楽しんでいる。

昔の刀や剣を持って戦っていた時代の残忍な世界は、演者、製作者、観客の中で、楽しまれるようになった。

凄いことだと思いました^ ^



ほんと、あのにっくき、あやつめ!らが、
ニコニコで、オフショットを撮って、
撮影終了時には、ファミリーなのに撮影が終わるのが早すぎてさみしい、と
泣いていたりして、心があったかくなりました。  

これが、ゲーム・オブ・スローンズの一番の楽しみでした。

このドラマは、原作を読んでいると本当はもっと楽しめるんだろうなと思いましたが、

とにかく出演者が多く、キャラクターの相関図を見ながらでないと、なかなか最初は誰が敵で誰が味方なのかわかりません。


でも、子役が大人になる程の時間をかけているので、こちらもいろんなキャラクターに一気見したとしても、感情移入してしまいます。

放送が終わる頃には、世間で「ゲーム・オブ・スローンズロス」で、次の日、アメリカでは約1070万人もの人が会社などを休むという記事があったくらいでしたが、ちょっとわかる気がします(^◇^;)  


俳優さん達のことを少し調べると、舞台裏では
結婚した俳優さん達がいたり、
うつ病になった俳優さんがいたり、
主人公の一人のデナーリス・ターガリエン役の、エミリア・クラークは脳腫瘍や脳の動脈瘤破裂で、手術していたり
(生存率がほとんど無かったらしく、奇跡のような回復だったらしい)  

ひきこもごもだったようですが、
このようなご苦労の中、こうして長い年月を作品のためにかけ、楽しませてもらえて感謝です。

少し、この物語の統治者に関しての、現実の話の余談を。  

海外のある子どもが、夏休みの宿題に、自分の家の家系図を調べて作ったそうです。

その時、歴代の大統領なども調べてみようと調べたら、なんと、世界中の大統領や王族、当主や貴族は、国は関係なく皆、たった一人の人物の先祖にたどり着いたんだそうです!


それは、「ジョン王」だそうです(@_@)


たった一人の人物の子孫が、過去も、今も、世界各国の支配者なんだそうです。。。。。  


そして、今回のドラマの真の後継者として描かれる主人公役の名前は

「ジョン・スノウ」。。。


意図されてなのか、なんと

「ジョン王」なのです!


そして、このジョン・スノウ役の役者さんはイギリスの由緒ある準男爵、伯爵、貴族の家系の生まれで、このドラマの出演者と結婚されたのですが、相手も由緒ある家系の出らしく、家はお城なんだそうです。


ゲーム・オブ・スローンズの中の王族、貴族さながら、世界の未だ残る階級社会も垣間見た瞬間でもありました。。。



そして、ドラマのあらすじに戻りますと、この物語の最後にかけて開示されていく真の面白さは、
三つ目のカラスにあらわされています。


ここからは、ほんとのネタバレになるのですが、

世の中の真の支配者は、血筋が一番大事と言われながらも、

実は、第三の目を開くことのできた  


「時間も時空も超えて、視る者」。  


それができた「主人公の一人のブラン」が最も統治者としてふさわしい者として最後には、選ばれます。

血筋だけではないのです。



この能力は、特にアメリカ先住民、アメリカインディアンと呼ばれた人たちや
世界各国のシャーマンと呼ばれる人たちの中で知られている能力で、

特に、動物の目となり、

狼の目となり森を駆け、
ワシの目になり空を飛び

あらゆる時代の、
あらゆる人との間の、
あらゆる世界に隠された真実すら見ることができる能力です。

今でいうところの、透視能力、霊能力です。

散々、剣と策略を持って世の中を支配していた世界は、

最後には、身体の自由に動かない、

第三の目を開いて視ることのできた一人の人物によって、

その騙すことのできない真実を見通す力によって統治されるのです。


これは、凄く面白い結末で、
痛快な結末でした。

どんなに隠しても、
霊能者や芸術家が

インスピレーション、
直感として、
事実、真実を視てしまうことが歴史的にもあるように、

隠せないことによって、  

真実の世が現れて来るという結末が、
惨劇の血塗られた歴史の幕を閉じるという結末が

とても面白かったです。



書いても書いても、いろいろ溢れてくる、

ゲーム・オブ・スローンズ好きの人たちと座談会をしたいような、

感動冷めやらぬ、今日この頃。



ステイホーム中に一気見した
「ゲーム・オブ・スローンズ」レビューand徒然でした。


結局、ゲーム・オブ・スローンズロス的な、若干の喪失感があり、

また、最初から字幕版吹き替え版の
言葉の意味と声の聞き比べを、

時間が空けば、少し、しています(^^;;

なんか、あのファミリーの話し声がない生活が、なんか少しさみしくて(^◇^;)

(とはいえ、あまりにエグい、腹が立って、
キーっ!っとなる所は飛ばして観ています^ ^

ほんっとに腹立ちますので
笑笑)  


もう、現実では戦わないで、
ドラマとか映画の中でやり合って、

お疲れ様ー!と、ワイワイやれたらいいですね。

あと、追記として、
こんな残虐、かつ過激なシーンや性描写が多いけど、放送していいんだ、と思う内容ではあったので調べてみると18禁でした^^;

ですよね。。。(^^;

でも、実際、侵略の歴史はこうだったんだろうな、と、もうこの世界ではあってはならない事だと先祖の人たちを偲んだ事でした。


面白い体験でした。

ありがとうございました!



ゲーム・オブ・スローンズ一気見徒然でした。



ありがとうございました。



今日も楽しい1日でありますように。



戸張碧月






PS.
ドラゴンに乗り、冬の魔物が現れ、
策略と裏切りと殺し合いがただひたすらに、思いもかけないやり方で繰り広げられる。

でも、毎回究極までやり過ぎるので、敵が思いもつかないようなやり方で倒される時には、もの凄くスッキリすらしてしまう、自分の心の闇も炙り出してくれるドラマでしたよ(^◇^;)

まだ言い足りない(^◇^;)
笑笑


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