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毎日応援 62

誰か、じゃなくて、あなた、に、変える力がある。もしも、それが嫌なら、断固拒否すればいい。世界がこれをやれ、と突きつけても、みんな一人一人がやらなければ、それはできないのと同じ。それを目の当たりにしたことがきっかけで、ほんとにそうね、と思うようになった。ある若い男の人が会場を凍らせて、変えた話。

世界的な瞑想の大家で、生きた覚醒者と呼ばれた瞑想の先生のところに、話が面白いので通っていたことがあった。

その日、会場には瞑想の先生達も沢山全国から来ていて、200人位いただろうか。

先生がいろいろ話をする中で、テロや戦争の話もした。
でも、結局は一人一人なんだ、そして瞑想は世界を変えることができる、という話の中で、

質疑応答の時間が来た時。

若い男の人が、ちょっと戦いを挑むような、異様な雰囲気で、かすかに震えながら、手を挙げた。


偏見なしで、全体的な雰囲気として言わせてもらえるなら、その若い男の人はその瞑想の先生の会に来るタイプの人ではなく、服装も、雰囲気も明らかに異質な感じのする人だった。

見た目、というより、来た目的が違う感じ、というのが、ぴったりだろうか。


で、その人が興奮して震えながら発言した。

「あなたは、瞑想の大家といわれ、戦争も瞑想でなくなるようなことを言っているけど、
あなたの住んでいる地元でテロがあって、沢山の人が死にましたよね。
それってどういうことですか?」

みたいなこと。


要するに、偉そうなことを言ってるくせに、自分の住んでるすぐ近くのテロさえ防げていないじゃないか、ということ。


会場は凍りついたよね。。。(⌒-⌒; )



そもそも、瞑想を何十年もやってる人たちの集まりだから、たいてい穏やかで、あたたかい会にしかならないから。
いつもは。


会場が、ピキーンと凍りついた後、少し間を開けてから、先生は話し始めた。


「あなたは、本当に素晴らしい質問をしてくださいました。
まさに、今日という日に、この時代にふさわしい質問です。」
と、話し始めた。

「今、とても緊迫した世界情勢があります。
戦争も世界中であります。

でも、もし、今あなたが心の底から幸せで楽しくて仕方がないとします。楽しくて仕方ない時に、さあ、銃を持って、隣にいる人を撃ちに行きましょう、と言われて行きますか?

NO thank yo    ですよね?

行かないですね。

そして、ある瞬間、世界の人みんなが、
戦争なんかやーめた、と、銃を置いて、
誰も戦争はしない、となったらどうなりますか?

一瞬で世界から戦争はなくなります。

それは一人一人がすれば一瞬で、そうなるのです。

わたしがいう、あなたが世界を変えるというのは、そういうことなのです。

あなたなのです。

わかりますか?

あなたは、本当に今というこの時に、ふさわしい素晴らしい質問をしてくれました。」


と言いました。


。。。



しーん。。。




すると、どうでしょう。


さっきまで、明らかに先生を攻撃するために来ていた彼の雰囲気が変わりました。

焼けに焼けて赤くなった石に、沢山の水がかかり、
シューっと、水蒸気を上げながら、
冷めてしまった感じでした。


そして、とても、穏やかな感動した雰囲気に変わりました。


それを察知した、会場のみんながまた、深い感動に包まれました。


そして、パラパラと拍手が上がり、大きな拍手に変わりました。


はっきりいって泣けました(T ^ T)

感動でした。

発言した彼の、朝からの、異様な雰囲気は全く消え去り、穏やかな可愛らしい雰囲気に変わっていました。

ありがとうございました、と席に着いた彼の方を、みんなが向いて、拍手しました。


ほんとに彼が世界を変えた瞬間でした。



こうやって、戦争、
人と人の心の戦争も、無くなるんだ、と目の当たりにしたことでした。


瞑想の先生の、批判無し、ジャッジ無しの、まっさらな受け答えが、
彼を、本来いた、まっさらなところへ、戻したんだな、と思いました。

先生は、愛の磁場、「空」ともいう、その場所から話すといつも、いうのですが、
本来人はやっぱり愛でできているんだな、と思ったことでしたね^ ^


だから、みんなの中に力はあり、
変えるのもあなた、
選べるのもあなた、
選んだことが、間違いということはなく、
いつか、きっとそれすらも素晴らしかったと、知る日がくるんだと思う。


うまく言えないけど、
愛の磁場があるし、
みんなそうなんだ、と思う。


だから、あなたの選択は、それはそれでよかったし、もしも、変えたければいつでも変えられる。


あなたの中にある力。




イェーイ^ ^!!!



今日も楽しい1日でありますように。



ありがとうございます。




戸張碧月


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