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インチキ少子化対策

低所得者層の所得税減税の恩恵を受けられない子育て世帯に対して18歳以下の子供一人につき5万円給付とか言ってます。この5万円は一回だけなのか詳細は不明ですが、来年の2月くらいには「配り始めたい」としているので恐らく一回きりの「給付」なのでしょう。え?給付ですか?あれ減税じゃなかったの?

減税という名前にしたせいで
所得税を払って無い低所得者世帯には所得税減税はメリットが無いので、この場合は給付で対応します、という事です。いや、給付で済むんなら税制改正はさまずに出来る給付で良かっただろが。お前なに余計な経費つかってんの?単に「減税」って言いたかっただけやろ。

おかしくないですか?
少子化とは子供が生まれる数が年々減少している状況を言います。であれば、もっと子供を産んでもらえるように対策すべきです。既に産まれた子供の数で給付金額が決まるのではなく、前年に比べ増えた子供の数で各家庭に給付する金額が決まるなら理解できます。今回予定されている給付は少子化対策という名前ですが、低所得者に恩を売って来年の7月頃に開かれる選挙で自民党に投票してもらう為の公金を使った買収てすね。LGBT法案で自民党岩盤支持層からそっぽを向かれてしまった岸田政権がなりふり構わず、買収攻勢を打って来ました。

子供が増えないのは
少子化の問題は少結婚化であり少母親化問題です。ざっくり言えば若者が結婚しないから子供が産まれない、それだけです。ハタチ前後の年齢で世帯が持てるだけの給与が得られないから晩婚化し、その先にあるのが今の状況です。少子化は20年以上前から言われているのに対策出来なかったので、今困っているのです。

一部界隈で人気の北欧ですが
消費税80%等の極端な事をやっている北欧ですが、出生率は上がっていません。刹那的に金を配ってもダメなんです。大金を投じた世界的な社会実験は失敗に終わりました。では、何が必要なのか?そんなの決まってます。

明日の夢と今日の飯
将来に対して夢が見られなければ、刹那的に金を使って享楽的な趣味などに縋って生きて行くしか無いのです。後ろ向きですね。でも仕方ないのです、明るい将来など見えないのですから。また、今日食べるご飯に事欠くようでは、とても将来について考える事は出来ません。人は食わねば死ぬのです。だから明日の夢と今日の飯です。どちらが欠けても人は安心出来ません。どちらが欠けても人は前向きになれません。男だけでも女だけでも一家を築く事は出来ません。婚姻は両性の合意によってのみ成立するという事をもう一度肝に銘じるべきです。

対策は目標が無いとダメ
少子化対策として色々やるなら、合計特殊出生率が2.1を超えるまでやらねばダメです。2.0だと成人する前に死亡する人も存在するので人口は減少していく事に変わりないのでコレではダメです。基準とするなら合計特殊出生率2.1以上になるまで対策するべきです。

あだ名は真実
少子化対策の「財源」として国民から徴収する「支援金」制度では2028年までに1兆円を確保する意向との事。つまり国民負担を1兆円増やすという事です。「増税メガネ」のあだ名が大嫌いとの事ですが、ご自身でお墨付きを与えているので今後も「増税メガネ」と呼んであげましょう。そもそも1兆円程度は自然増収分でまかなえる範囲なのにわざわざ別に扱い国民負担とするとは将来世代に政府は投資しません、と言っているのも同然です。だが、この経済音痴の岸田氏はまだマシな方だと言うのが日本の悲しい現状なのです。つまり、他の連中はコレよりダメなのばかりなのです。経済音痴ばかりで日本のお先真っ暗です。

では、また別の記事でお会いしましょう。

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