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メガネをかけて、遠近法について考えた
僕は視力はよくないですが、メガネをかけていません。少し遠くの人の顔がわからないのですが生活をするのにも、モニタが問題なく見えているので仕事をするにも特別支障を感じていないので、今までメガネを持っていませんでした。しかし、先日事情があってメガネを作りました(普段はかけていません)。メガネをかけて外を歩くと今までの世界が急にくっきりとして、無駄にキョロキョロしたりとかなかなか楽しい体験でした。この時に気づいたことは、遠くのものがメガネがない時より近くに感じたことでした。
メガネをかけてない時は遠くにあるものをぼんやりと見えることで、遠くのものがより遠くに見えていたのかもしれません。そして、メガネをかけることで遠くにあるものが明瞭に見えたため、遠くのものが近づいて見えたのでしょう。
それがきっかけで、遠近を感じさせる表現はそもそもどういったものがあるのか調べてみました。
様々な遠近法
上下遠近法:水平線に向かって、上にあるものほど遠くに見えることを利用した遠近法。
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大小遠近法:大きなものほど近く、小さなものほど遠くに見えることを利用した遠近法。
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重畳遠近法:2つ以上のものが重なっている時、前より後ろのものの方が遠くに見えることを利用した遠近法。 色彩遠近法:進出色と後退色による遠近法。
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空気遠近法:近くにあるものの色をはっきりさせ、遠くのものは白っぽく青みを帯びさせることで表現する遠近法。
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消失遠近法:ぼやけた所ほど、遠くに見えることを利用した遠近法。
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透視図法:線遠近、斜投射法、パースペクティブ(一点透視法、二点透視法、三点透視法)などを利用した遠近法。
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曲線遠近法: カメラの魚眼レンズや広角レンズのような効果で、まっすぐなはずのビルの両端が曲線を描いているかのように見せることで表現する遠近法。画面に映る範囲が広いほど、奥行きや高さをより一層強調する。
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きめの勾配:要素が大きくまばらな箇所は近く、要素が小さく詰まった所は遠く見えることを利用した遠近法。
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運動視差:手前のものは早く、遠くのものはゆっくり動くことで表現する遠近法。
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三遠:高く仰ぎ見る「高遠」、向こう側を見通す「深遠」、水平の広がりを見る「平遠」からなる構図による遠近法。
それぞれバラバラで見るものではなく、複数組み合わせないとよくわからない部分がありますね。
メガネの着脱で感じた遠近は消失遠近法ということなのでしょう。
写真のボケと立体感の関係はよく言われることですが、なんかもっと恣意的に行うことで、何か立体感を制御できるものが作れる気がしました。もうあるのかもしれない。
参考文献
2つめの参考文献が大学時代の先輩でした。今は何をしているのでしょう。コミュニティは移り変わっていくから、出会っている時なんてその時だけだし、もう二度と会えなくなる人の方がずっと多いですよね。だからこそ、会っている時こそ大切にしなくてはいけないのだろうなとか考えたり。時間もぼんやりとしている時代の方が体感はずいぶん昔に思えます。時間の遠近を感じさせる手法というのもありそうですよね。
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