202号室 - TAMAOKI Jun

202号室に住んでいた。今は住んでいない。研究所6Fの造形研究室の奥にいる。

202号室 - TAMAOKI Jun

202号室に住んでいた。今は住んでいない。研究所6Fの造形研究室の奥にいる。

マガジン

  • 生活の観察 - 制作記録

    繰り返される日常という生活の中に、綺麗なもの、面白いものはたくさんあって、それを見つけることができると、生活することが少し楽しくなるかもしれません。 2023/02/28-2023/03/06にGALLERY futariで行われる「生活の観察」の第2期に向けての制作の記録です。

最近の記事

アイデアが湧き出ない人は、アイデアをどう出せばいいのかなと考えたことについて

最近、アイデアをどう発想するかという質問をされた。僕はアイデアが湧き出る人間ではないし、考えるしかないという元も子もない返答しかできなかった。でも、あらためて考えると準備して、きちんと場所を整えて、ガイドも作ってから考えているのだと思う。この辺は工作をするのに感覚は近いかもしれない。 1・何を考えるべきかを考える ただ漠然と考えることはなくて、何か目的があって考えることがほとんどだ。それは何か問題があってそれを解決させる方法を考えることもあるし、ある場所で展示をするという

    • 結局Meta Quest3は2と何が違ったのだろう

      結論から言えば値段が1番大きな違いであったと思う。お金があればMeta Quest3を買えばいいし、なければMeta Quest2(もう中古でしか買えないのかな)にすればいい。値段の差のインパクトが大きくて、体験の差はそれと比較すると小さな差になるのではないだろうか。それほど、どちらも優秀なデバイスであると思う。 体験にはどれくらい差が出るのかはいくつかあげていきたい。 大きさが違う 箱の大きさも違うけれど、サイズ的にはコンパクトになっている。ただ、Meta Quest

      • ゲーム内でアイテムなどはどう表現されているか調べてみた

        ゲームを1番していたのは社会人になって3-4年の間であったと思う。全然うまくなかったけれど。最近、あまりゲームをできていないのは残念だ。まぁ、ゲームをたくさんしていた頃の記憶はなんとなく今もあって、それらが急に何かと結びついて役に立つこともあったりする。 ゲーム内において、アイテムなど重要なものをどう表現しているのかが気になったのは最近の話だ。VRとかメタバースとかにもゲームで行われている表現は利用できると思った。現実世界においても、どう人から注目をさせるかというのはARグ

        • (加筆修正)メガネをかけて、遠近法について調べた

          僕は視力はよくないですが、少し遠くの人の顔がわからない程度なので、生活をするのにも、モニタが問題なく見えているので仕事をするにも特別支障がなく、今までメガネを持っていませんでした。しかし、先日事情があってメガネを作りました。メガネをかけて外を歩くと今までの世界が急にくっきりとして、無駄にキョロキョロしたりとかなかなか楽しい体験でした。この時に気づいたことは、遠くのものがメガネがない時より近くに感じたことでした。 メガネをかけてない時は遠くにあるものをぼんやりと見えることで、

        アイデアが湧き出ない人は、アイデアをどう出せばいいのかなと考えたことについて

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        • 生活の観察 - 制作記録
          41本

        記事

          Apple Watchを半年使ってスマートウォッチについて考えたこと

          今まで腕時計をつけてこない人生でした。 中学校に入った時に叔母にアルバ・スプーンの腕時計をもらいました。独特な形状はとても面白く、また腕時計自体が大人になったようですごく気に入っていたと思います。なのに、腕時計はほとんどしませんでした。はじめに何回かぶつけたのと何も考えず水の中に手を突っ込んだりして壊しそうで怖かったせいです。それ以来、腕時計をつけずに過ごしてきました。でも、あまり不便に感じたことはありません。 スマートウォッチを特別欲しいという衝動に駆られたわけでもないの

          Apple Watchを半年使ってスマートウォッチについて考えたこと

          「共同研究『Plant Vision 360』:〈環境=身体〉論に基づくVR映像制作の試み[II]」周辺で考えたこと

          この記事は桑沢デザイン研究所 研究レポート No.51 2023に収録されている「共同研究『Plant Vision 360』:〈環境=身体〉論に 基づくVR 映像制作の試み[II]」に関するテキストです。レポートには入らなかった今回これを作るにあたって考えたこと、その周辺のことです。先にこのレポートを読んでいただくと内容がよくわかると思います。それぞれの章立てに対して、このテキストは述べています。前提が必要なテキストで申し訳ないのですけれど。 前年、「共同研究『Dog V

          「共同研究『Plant Vision 360』:〈環境=身体〉論に基づくVR映像制作の試み[II]」周辺で考えたこと

          「共同研究『Dog Vision 360』:環境=身体論に基づくVR映像制作の試み」周辺で考えたこと

          この記事は桑沢デザイン研究所 教員研修レポート No.50 2022のp36-47に収録されている「共同研究『Dog Vision 360』:<環境=身体>論に基づくVR映像制作の試み」に関するテキストです。今回これを作るにあたって考えたこと、その周辺のことです。先にこのレポートを読んでいただくと内容がわかると思います。 桑沢デザイン研究所 教員研修レポート No.50 2022 1.共同研究に取り組んだ経緯…『マロナの幻想的な物語り』のインパクト 2022年の5月末に

          「共同研究『Dog Vision 360』:環境=身体論に基づくVR映像制作の試み」周辺で考えたこと

          生活の観察-制作記録-51

          第2期の搬入する時の備品のチェックをしたり、そんなことをしました。今回、色々と試したり、とても良い経験になりました。たまたまの縁で、このような展示の機会をいただけたことをとても嬉しく思いますし、GALLERY futariにはとても感謝しています。反省すべき点は反省して、それを活かすことができる次の機会があればいいのですけれど。 第1期は今日で終わりで、明日第2期の搬入をします。第2期は作品は増えますし、お時間ありましたら、ぜひお立ち寄りいただければと思います。 これは生

          生活の観察-制作記録-51

          生活の観察-制作記録-50

          見せる所まで作り切ることで見えてくるものはあるなと、作っていて改めて思いました。 今回の場合、撮影することで見えてくるというものはあります。身近なものの知らなかった側面を見て、理解する部分というものがまずあります。さらにそれを人に伝えようとする時に、もう一歩深く対象を知ることができるのだと思います。 これは生活の観察、第2期に向けての制作の記録です。 --- 生活の観察 TAMAOKI Jun Solo Exhibition 第1期:2023/01/07−2023/02/

          生活の観察-制作記録-50

          生活の観察-制作記録-49

          デジタルパンフレットとデジタル作品集のデータを作っているのですが、高解像度のデータを綺麗に見れるようにしようとすると、サイズが500MBとかかなりの重たさになり、あまり現実的ではないなとその辺の容量に苦しんでいます。作品データはそもそもjpgで圧縮しても300MB以上あったりするので、当然なのですが。 ただ、この辺のデータの容量の話は遠くはない未来に解決していく話なのだと思います。処理する側も、転送する側も機能はより上がり、VRのデータも平気でやり取りできるようになるのでし

          生活の観察-制作記録-49

          生活の観察-制作記録-48

          第1期で展示しているミカンは縦に1740mmあります。そこそこ大きいと思うのですが、現在のように、外から見るとその大きさはあまり感じられないかもしれません。第2期になってギャラリー内で見ればもう少し迫力あるのではないかなと思います。 場所に見合ったサイズというのはあり、展示空間の影響を作品は大きく受けます。したがって、作品にとって、展示する空間ごと制作できるVR空間での展示、展示した空間ごと記録できるVR空間でのアーカイブというものは貴重な気がしています。 これは生活の観

          生活の観察-制作記録-48

          生活の観察-制作記録-47

          今回、撮影することが技術的にできなかったのですが、霜柱はとても面白い形状をしているなと思います。自分が住んでいる場所の近くでは、そんな大きな霜柱を見たことありませんが、山の方に行くと巨大な霜柱があるみたいで、写真でこの前見せてもらいました。10センチ以上あって、キノコみたいに生えていました。 山の霜柱は少し非日常かもしれませんが、まだまだ日常には面白いものがたくさんあります。 これは生活の観察、第2期に向けての制作の記録です。 --- 生活の観察 TAMAOKI Jun

          生活の観察-制作記録-47

          生活の観察-制作記録-46

          印刷物を取りに行ってきました。今回は1,740×870mmの紙が6枚あるので、紙とはいえ、なかなかの重たさでした。紙の筒に巻き付け、段ボールの箱に入れて電車に乗って帰宅しました。 作品の運搬の時に使う箱とか、とても重要だなと思います。僕のは単純ですけれど、不思議な形の造形物の場合、その箱自体も自作だったりします。 データが物体として存在を始めると、いよいよ後戻りできない感じは強くなるなと感じます。どこにも後戻りする場所はそもそもないですけれど。 これは生活の観察、第2期

          生活の観察-制作記録-46

          生活の観察-制作記録-45

          「自然が作り上げたものこそが美しい。我々はそこから発見するだけだ。」とアントニオ・ガウディは言ったとされていますが、実際、自然から発見することは多いと思います。今回の撮影物も結局自然物ばかりです。 人間が作った形態でも美しいものはたくさんありますが、驚きを感じることができるものは、やはり自然が作り出した形態の方が多いと思います。 これは生活の観察、第2期に向けての制作の記録です。 --- 生活の観察 TAMAOKI Jun Solo Exhibition 第1期:2023

          生活の観察-制作記録-45

          生活の観察-制作記録-44

          今日は紙をたくさん切っていました。デジタルの作業をしていると、数値を入力するだけでその寸法にしてくれます。しかし、現実で紙を切る時にきっちりと数値を合わせて切るのがどれだけ難しいかを実感します。 その多くはきちんと定規を読み取る(眼がかすむ)、 定規を合わせる(手が震える)、 作業を繰り返す(腰が痛い)と身体的問題でした。 身体に縛られている面は確実にあるのだなと思いました。 これは生活の観察、第2期に向けての制作の記録です。 --- 生活の観察 TAMAOKI Jun S

          生活の観察-制作記録-44

          生活の観察-制作記録-43

          対象を綺麗に撮影しようとしますが、綺麗なものを撮影しようとしているわけではありません。 このイチゴは少し痛んでいます。きっと高くて立派なイチゴを買えば、もっと美味しそうなイチゴを撮れたかもしれません。しかし、これは安くスーパーで売られていた小さめのイチゴです。生活の観察とはそういうことだと思うのです。 これは生活の観察、第2期に向けての制作の記録です。 --- 生活の観察 TAMAOKI Jun Solo Exhibition 第1期:2023/01/07−2023/02

          生活の観察-制作記録-43