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【新米職人の奏 #03】まだ15歳なんだから我慢しなくて良いし、わがままを言って良い。

こんにちは。小野寺です。

このnoteは片耳が聞こえない15才、
中学三年生の君へ贈るメッセージです。

新米職人の奏さんの続きをどうぞ!(前回はこちら

■片耳が聞こえない十五の君へ


――― 片耳難聴で悩んでいる中学生がいたら、どんな言葉をかけますか。


私はいま20歳なので、15歳となると
5年前ですよね…そうだなぁ。。

15歳って、初めて自分で進路を決める子が
多い時期じゃないですか。

たぶんそれでいっぱいいっぱいに
なっている子もいると思うんですよね。

自分の頃を思い出すと、受験に落ちて
学校の廊下で泣いてる子とかいましたから。

そういう不安定な時期に、
片耳難聴のことでさらに悩むなんて
かなりしんどいじゃないですか。

だから、少しでも中学生の気持ちが
楽になれる言葉を伝えたいですね。

耳のことなので、コミュニケーションとか
人間関係の悩みが多いとすると…

「もっとわがままを言って良いんだよ」
ってことですかね。


――― わがままですか。


いま私が住んでいるマンションにも
片耳難聴の子がいるんですけど、

すごく良い子だから周りに遠慮しちゃって
片耳難聴のことを言わないんですよ。

「片耳は聴こえてる私なんかが
 人にお願いとかして良いのかな」

って思っちゃうんですよね。

でも、片耳難聴って誤解されがちなので
「言いたい」って思うタイミングは
結構あるはずなんですよ。

でもまだ15歳なんだから
我慢なんかしなくて良いし、
わがままを言って良いんですよ。

言わないと伝わらないし、
もし伝われば味方になってくれる人は
必ずいますから。


――― 味方になってくれる人は必要ですよね。


もしかしたら味方になりたいと
思っている人はすぐそばに
いるかも知れないんですけど、

味方になってもらうためには
まず自分から動く必要があるんですよね。

そうじゃないと、たぶん周りも
「声かていいのかな?」って思っちゃう。

だってどういう声をかければ良いか
わからないのが普通だし、

わからないから「そっとしておこう」って
なっちゃうのが自然な流れじゃないですか。

すでに見てくれている人がいても、
その人が助けてくれるかどうかは
別の話なんですよね。

だから、どうしても遠慮しちゃうのは
よくわかるんですけど、

開き直ってわがままを言えるようになると
少しは楽になると思います。


(これでインタビューはおしまいです。ありがとうございました!)

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