ろんろん

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記事一覧

行方不明

日めくりカレンダーの今年後半の冊子が見つからなくて、残り1ヶ月半になってしまった。 この狭い部屋のどこに隠れているというんだ。

ろんろん
2年前

窓から見える道

機能は線路沿いの道が車一台通れる程の幅だと思っていた。今日通りがけによく見てみたら、車は通れない、完全に通れない。ずっとこの窓から眺めていたのに。いや、眺めてい…

ろんろん
2年前

芝に寝転ぶ

空を見上げながら雲がいつの間にか消えているね、樹々が夕陽を透かして金色に輝いていたのに見とれてほんの数分空の雲から目を逸らせていた間に。

ろんろん
2年前

今このとき

ベンチに座って牛乳とパンを2つ口に入れた。 ひとりでこうしてパンを食べている今このとき、と書いているのはそれから6時間は経っているその日の夜だから、今このときで…

ろんろん
2年前

アサリ

台所に10〜20個のアサリがいる。一晩砂抜きされている。 10〜20個の生物とわたしがこの部屋にいる。 明日には10〜20個の生物は冷凍される予定だ。 冷凍されたらもう生物で…

ろんろん
2年前

記憶

一週間前に映画を観た、一週間慌ただしかったとは思わないけど毎日あれこれ追われていて、映画を振り返る時間がなく、次から次へ考えることや不安になることが湧いてきてた…

ろんろん
2年前

知ろうとしないと知らないことが起こっている。

ろんろん
2年前

夕方の空

夕方の空はどこにいても美しい。

ろんろん
2年前

今回の日曜日

コインランドリーに布団と膝掛け用の毛布と元は冬用のシーツだけど去年からカーペットの下に敷く用になったシーツを持って行って、洗って乾かした。 これでようやく夜寝る…

ろんろん
2年前

希望についての考察第二日目

絶対に叶うことがわかっていることを希うことは、希望とは呼ばないのか。

ろんろん
2年前

探偵だ、彼女は。

ろんろん
2年前

大井町線に乗る

2020年12月31日 青空に白い雲がとても美しかった。この空と雲の美しさは、どんなひとの上にも平等に広がっている。 大井町線で大井町まで乗車するのは二度目だ。前回は逆…

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2年前

きのこ

素晴らしき、きのこの世界 を観てきた、吉祥寺で。 “個”“自我”“自他の境界”“自意識”… 我々は我々の世界の見方しかしてなくて、世界は違う在り方をしている。 そ…

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2年前

雨の音

確かに雨の音がしていた。 一日中、雨が降っていたんだ。

ろんろん
2年前

夕方の後悔

夕方の雲の輪郭が凹凸がはっきりわかるくらいで、見惚れていたけれど、ちょっと目を離して手元の作業をして、はっと思い出してもう一度窓の外に目をやったが、もう雲は消え…

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2年前

夏の日記

雨が降るらしい。天気予報でそう予測されている。 左の太ももに赤紫のアザができていた。いつどこでぶつけたかわからない。痛いという感覚がなかったからだ。 ずっと座っ…

ろんろん
2年前

行方不明

日めくりカレンダーの今年後半の冊子が見つからなくて、残り1ヶ月半になってしまった。
この狭い部屋のどこに隠れているというんだ。

窓から見える道

機能は線路沿いの道が車一台通れる程の幅だと思っていた。今日通りがけによく見てみたら、車は通れない、完全に通れない。ずっとこの窓から眺めていたのに。いや、眺めていたというより視界の隅に入っていたというだけだったのか。そうだとしたらなぜあの道のことを考えていたのか。

芝に寝転ぶ

空を見上げながら雲がいつの間にか消えているね、樹々が夕陽を透かして金色に輝いていたのに見とれてほんの数分空の雲から目を逸らせていた間に。

今このとき

ベンチに座って牛乳とパンを2つ口に入れた。
ひとりでこうしてパンを食べている今このとき、と書いているのはそれから6時間は経っているその日の夜だから、今このときではない。

アサリ

台所に10〜20個のアサリがいる。一晩砂抜きされている。
10〜20個の生物とわたしがこの部屋にいる。
明日には10〜20個の生物は冷凍される予定だ。
冷凍されたらもう生物ではなくなる。

記憶

一週間前に映画を観た、一週間慌ただしかったとは思わないけど毎日あれこれ追われていて、映画を振り返る時間がなく、次から次へ考えることや不安になることが湧いてきてたのもあって、それで今日、映画を観た報告をAさんにするつもりだったのにもうほとんど忘れていて悲しくなった。

夕方の空

夕方の空はどこにいても美しい。

今回の日曜日

コインランドリーに布団と膝掛け用の毛布と元は冬用のシーツだけど去年からカーペットの下に敷く用になったシーツを持って行って、洗って乾かした。
これでようやく夜寝るとき毛布だけじゃなくなる。という言い方をすると、毛布だけだと不快だったようだがそんなことはなくて、毛布だけでぐっすり眠っていた。
でもいつ寒くなるかわからないから早めに掛け布団もスタンバイしておかなくてはと引っかかっていたからそれが終わって

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希望についての考察第二日目

絶対に叶うことがわかっていることを希うことは、希望とは呼ばないのか。

大井町線に乗る

2020年12月31日

青空に白い雲がとても美しかった。この空と雲の美しさは、どんなひとの上にも平等に広がっている。
大井町線で大井町まで乗車するのは二度目だ。前回は逆向きで大井町から自由が丘まで帰ってきた。夏だった。あのときも真夏の青い空を眺めて本を読んでいたことにいたく感動していた。大井町線が好きだ、と思ったのは、等々力駅でも思った。
大井町でJRに乗り換える前に遅い昼食をとった。今日はま

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きのこ

素晴らしき、きのこの世界
を観てきた、吉祥寺で。

“個”“自我”“自他の境界”“自意識”…
我々は我々の世界の見方しかしてなくて、世界は違う在り方をしている。
それを見ることができないのは、思い込みのせいもあるだろうが、そもそも脳がそういうふうにしか働けないせいもある。

だから“時間”“死”“生”…も、思っているのとは違う在り方でよいのだ。

雨の音

確かに雨の音がしていた。
一日中、雨が降っていたんだ。

夕方の後悔

夕方の雲の輪郭が凹凸がはっきりわかるくらいで、見惚れていたけれど、ちょっと目を離して手元の作業をして、はっと思い出してもう一度窓の外に目をやったが、もう雲は消えていて、薄闇が訪れていた。
そんなに長く目を離したつもりはないから、ほんの数分でこんなに空が変化するんだろうか。だとしてらずっと見ておくんだったと後悔する。

夏の日記

雨が降るらしい。天気予報でそう予測されている。

左の太ももに赤紫のアザができていた。いつどこでぶつけたかわからない。痛いという感覚がなかったからだ。

ずっと座っていて、しかも座り心地が非常によくないチェアで、それは長居しないで早く帰りなさいってことなんだろうけど、とにかくそんなチェアに半日座っていたから、腹や胸が潰れたように呼吸することが困難に感じるのだ。