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どうやって大学を決めればいいのか?

今回は、どうやって大学を決めればいいのかについて書いていきます。
是非とも、「どこを志望校にしようか悩んでいる」「これから中学・高校生活が始まるけれど、受験勉強なんて遠い話...」そうお考えの方に読んで頂きたいです。

はじめに

僕は、割りかし大学の分野を決めるのは早かった方かなと思っています。スポーツの世界で働きたい、叶うことならトレーナーとして選手を身体的にも精神的にも救うことができる架け橋になりたいと思ったのは中学2年の時でした。

右肩を負傷し、長期離脱を余儀なくされ半年があっという間に過ぎてしまいました。その頃、うちの野球部の同期は怪我率50%で半分の選手は、指導はなく、トレーニングを重ねる日々。特に公立中学では、顧問も少なく、怪我人に気が配れるような状態ではありませんでした。

中学生は、精神的にもものすごく葛藤がある時期です。そんな時期に、助けもなくひとりで乗り越えなければならないのはしんどかったです。怪我の時は、筋肉・技術は衰えやすくなり、精神も不安定になりやすい。だからこそ、早く復帰できるような繊細なトレーニング計画やコンディショニング、メンタルケアが必要不可欠だと考えるようになりました。

しかしながら、僕が本当に大学の受験勉強を始めたのは高3の夏、高校野球が終わってからです。気持ち弱過ぎかよって思う方もいるかもしれませんね。

ですが、「どこの大学がいいのかわからない」「トレーナーと一言で言っても理学療法士、作業療法士、アスレティックトレーナーなど多くの職種があり違いがわからない」選択肢の多さ、経験の全くないことを将来の職業として絞っていかなければならない、そんな状態でした。

大学を探す上で大切なこと

皆さんは情報を取るアンテナを張り巡らせておくことが大事だと今の僕は思います。基本的に情報は集めるだけでなく、そこから整理していかなければなりません。

僕のように選択肢が多く、迷っていてオープンキャンパスに行く人もいるでしょう。僕もオープンキャンパスで話を何度も聞きましたが、先生もその分野の人間であり、他分野のことを詳しく分かっている先生はあまりお見受けできません(例えば、理学療法士の人がアスレティックトレーナーの人はどんな現場でどんなことをしているのか)。まぁ間違ったことなんて言えませんからね。

だからこそ、自分の分野のことならしっかりと話してくれます。そこで引き込まれ過ぎず、家に持ち帰って整理することです。

大学を決める基準

大学に入ってからでも、他分野のことは勉強することが全然できます。実際に僕もアスレティックトレーナーを目指して大学に入りましたが、教員の勉強もしてきました、他大学とのつながりで経営学や中国語なんかも学びました。

しかし、一つだけ考えなければならないのが、もしやりたい職に資格が必要なのであれば、資格を取るのに時間がかかるということです。例えば、理学療法士であればその受験資格を得ることができる学科でカリキュラムを踏まなければなりません。

僕は、要点が4つあると思っています。

・取得したい資格はあるのか
上述したように、加盟している大学でないと取得できない資格があります。また、同類の資格を取ることができる大学も存在します。(僕の大学では、カリキュラムの組み方次第で、アスレティックトレーナー、教員免許、健康運動指導士等を取ることができました。

・特定の教授の元で勉強したいか
大学の先生は、それぞれに専門があります。その人の元で聞けない考え方や姿勢を学びたいのであれば、どんな先生がどこにいるかをポイントに考えるのも一つです。

・大学施設はどうか
大学には普通に生活しているだけでは、考えられないあらゆるものに触れることができます。巨大な施設や図書館にはなかなか存在しない多くの専門書、豊富な研究機器。僕は、これも大学を決める上で大きな要素になると思いますし、大学に行けて良かったと感じています。例えば、僕の出身大学では、日本屈指のトレーニング機器の多さやMRIなどの精密機器、広大なグラウンドが複数存在しました。

・どんな人間が集まるのか
大学は多くの人が存在します。その地域の人が7割を占める大学、全国各地から人が集まる大学、留学生がたくさんいる大学、めちゃくちゃ頭がいい人が集まる大学。多くの視野が広がるでしょう。しかし、マンモス大学を除き、自分と同じような偏差値をもつ人が集まることも事実です。もし、ある程度高いレベルの会話がしたいのであれば、それなりの学力が求められます。

おすすめの方法

ここまでお話しして、僕がおすすめする方法は興味ある大学の先生にアポイントを取ってみるのがいいと思います。もちろん、大学の先生も暇ではありませんが、話す時間を取っていただけたり、ダメでも研究室の生徒と話させてくれたりします。

先生がハードルが高いというのであれば、院生または大学生に直接メールを送ってみてもいいでしょう。大学のホームページによっては、大学用のメールアドレスが研究室ごとに公開されているものもあります。今、現場で動いている学生から意見をもらうというのもパンフやホームページから読み取ることのできないリアルを知ることができます。

返信がこなかったとしても、ただ返信がこなかった。それだけなんです。恥ずかしいことなんてありませんし、やって損はありません。

ただし、メールは失礼がないようにしっかり書きましょう。

件名には、どんな用件なのか、自分は誰なのかを記入し、本文では相手の教授の大学名とフルネーム等を記載しましょう。その他にも、細かいことはありますが、こちらは「メール・書き方」などと調べればすぐに出てきます。

例えばですが、

研究室のご訪問のお願い 〇〇高校〇〇 〇〇

〇〇大学
〇〇 〇〇教授

突然のご連絡失礼します。
私、〇〇高校の〇〇と申します。

この度、進路を考え〇〇に興味があり、〇〇を研究されている〇〇先生に是非ともお話しを伺いたくご連絡させて頂きました。

ご多忙の中大変恐縮ですが、ご都合の良い日時をご連絡頂けましたら幸いです。

何卒よろしくお願い致します。

〇〇高校
〇〇 〇〇

電話番号:
メールアドレス:

このようなことは大学中や卒業後も非常に大切になってくるマナーです。今のうちから慣れていると、小さいことではありますが、武器になりますのでやっていきましょう。


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