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人生100年時代!課題は山積み?【おもし論文】

人生100年時代
ここ数年でよく聞く言葉となったのではないでしょうか。

自分の寿命が延びることは嬉しいことでしょうか?辛いことでしょうか?
人それぞれであると思います。


そこで今回ご紹介する論文はこちら。
人生100年時代の社会変革
(著:藤本祐三)


「教育→仕事→引退」はもう古い?

この論文は、リンダ・グラットン教授らの著書「ライフ・シフト」に述べられている今後の課題を日本に当てはめて論じられています。

学生時代の教育を経て仕事に従事し、定年を迎えたら老後の生活…

なんてものはもう古いのかもしれません。

著者は、寿命が延びることで「仕事」のステージを単に長くするのではなく、生涯に2つもしくは3つのキャリアを持つようになると述べています。


個人のキャリアを増やす・伸ばすためには?

課題がいくつか存在するようです。

①「高齢者(引退ステージの者)」の定義の見直し

「引退ステージの者」の定義と年齢を切り離す必要があり、また個人・政府・企業・教育機関等の意識改革が必要と著者は述べています。

それに伴い、定年制度の見直しも必要となります。


②リカレント教育

年齢に関係なく、業務知識やスキルを身に着けるための教育機関や各種セミナー・講習会等、あらゆる個人を対象として自薦的な職業訓練の機会を提供するような「リカレント教育」の提供を進めていくことが重要とされています。

また、その際に仕事のキャリア等、不利益にならないように考慮することも必要と筆者は述べています。


③社会保障の変革

主に年金となりますが、年金受給者の年齢等、検討すべきことは多いとされています。


おわりに

「ライフ・シフト」では、2007年に生まれた日本人の子供の50%は107歳まで生きるという研究があるとされています。

また10‐20年前と比較して加齢に伴う身体・心理機能の変化の出現が5‐10年遅延しており「若返り」現象がみられているようです。


人間、いつ寿命が尽きるかわからない中、100年の寿命を見据えて生活していくのはとても難しいことであると筆者は感じました。


最後までお読みいただきありがとうございました。


参考文献

「人生100年時代の社会変革」
(著:藤本祐三)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nenkingakkaishi/38/0/38_63/_pdf/-char/ja




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