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【番外編】 試合を殺し、”鹿島った”川崎。5/26 [Live on DAZN]

こんにちは。FC東京、昨日ついに負けてしまいました。やっぱ相性わっる。。バイトで見れなかったので今見直しながら書いてますが、その間に個人的注目のゲーム 大分vs川崎があったので先にそっちを書きます。

両チームスタメン

大分

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大分は前節からメンバーを1人変更。左WBには星に代わって高畑が入り、ストッパーには庄司が今季初先発で入った。


川崎

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一方川崎は右SBマギーニョが開幕戦以来のスタメン。また家長も怪我から復帰し名を連ねている。ACLを戦ってそのままメンバー入りした選手もいるため酷暑の中の疲労も気をつけたいところだろう。

キックオフ

試合序盤は大分ペースで進んだ印象。GK高木も含めたビルドアップと、右ストッパーで日本代表にも選出された岩田の高い位置どりでチャンスを作った。5分、降りてきたオナイウに高木がパスをつけ前を向く。スペースがある中、藤本に入れるがミスしてしまった。8分にもオナイウが起点となり岩田がシュート。得意の形で主導権を握った。

川崎も大島守田のダブルボランチとトップ下で動き回る脇坂を中心にボールを動かした。しかしジェジエウを狙い目にプレスしパスミスを誘ったり ある程度持たせて飛び込まないブロックを敷いてきた大分の前になかなか攻撃の形が作れない。

左足高い精度を持つ長谷川雄や鈴木のいいサイドチェンジからもチャンスを作りいい流れで飲水タイムを迎えた大分だったが先にスコアを動かしたのは川崎だった。

28分、左前に動きながら受けた脇坂が空いたスペースに待つ長谷川竜にパス。右足に持ちかえてファーに鋭いクロス。ダミアンの頭を越えた先で、走り込んだのはマギーニョ! 

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高畑の前に入り込み右足で流し込んだ。ここまでなかなか出場機会を得られず苦しんでいたが、決して良くはなかった時間帯で大きな仕事をやってのけた。

前半は川崎1点リードで終了。

ハーフタイム、大分は左の高畑OUTで高山IN。松本が左へ移った。

後半に入ると川崎の選手の守備意識の高さが目についた。48分の小塚と松本のコンビネーション、51分の縦パスを藤本スルーから繋いで松本のクロスなど、大分が工夫してボールを繋いでいたが、CBジェジエウがカバー能力の高さを見せていた。また復帰した家長も流石のフィジカルで厳しいチェック、ボールキープを見せた。

その流れで大分は再び攻撃のリズムを失ってしまい、シュートまでほとんど持ち込めなくなった。結局67分に長谷川雄が打ったシュートがこの日最後のシュートになってしまった。

川崎の素晴らしい試合運び

試合はこのまま川崎が勝利したが、目立ったのはやはり彼らの試合巧者ぶりだった。

Jリーグではよく、常勝軍団鹿島アントラーズが試合をリードした状況で試合をコントロールしそのまま勝利するのに

鹿島る という言葉が使われる。

鹿島はリードをもらうとなるべくブロックを敷き、前がかりになった相手をカウンターで牽制する、というのが基本の形である。(可能ならボールも支配するが)

しかし川崎はこの日 また違う”鹿島り“を見せた。彼らは言わずもがなポゼッションに関してはJリーグでトップクラスのクオリティを持っている。だがそれは点をとるための攻撃だけにとどまらないのだ。得点した後、それを有効に使って時計の針を進めることもできるのである。

相手としては

リードされた→追いつくために得点が欲しい→得点するためにボールが欲しい→ボール取ろう... 

→パス回し上手くて取れない

飛び込んだら剥がされて決められる→飛び込めもせずただ時間が過ぎる

となってしまうのだ。

雑感

個人的には引き分けて欲しい一戦だったが、最終的には川崎が完勝したかなという感じがしてしまいました。大分も守備面では強さを見せたと思いますが、どうしても得点が欲しい時のオプションがなんかあるといいのになと思いました。

↓ハイライト

https://youtu.be/xEBfWyxs3-0

P.S. 44分に脇坂の足が岩田の股間に入ってたやつマジで痛そうだったですね。ボール戻ってるといいですけど、 

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