|ROMARIN - Boutique du petit conte - |小さなお話屋〜ロマラン

|モーヴ街10番地|店主・マダム・ロマランが紡ぐ「小さなお話」を売るお店。絵本の出版、…

|ROMARIN - Boutique du petit conte - |小さなお話屋〜ロマラン

|モーヴ街10番地|店主・マダム・ロマランが紡ぐ「小さなお話」を売るお店。絵本の出版、原画展示、ステーショナリーの販売はじめ、マダム・ロマランの魅惑の世界をお届け致します。主宰|フランスガム

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    金田アツ子|Pudding à la mode

    ★販売は先着順 ★転売目的のご購入はお控え下さいますようお願い申し上げます ★【ゆうパック(60サイズ)送料込みのお支払い】となります *決済の際に別途送料が表示されます 【ご注意】 ★他の商品と複数注文の際は、注文を分けずに一度にご注文ください。遅い納期に合わせて一括発送致します。 別々に注文の場合、送料がその都度加算されてしまいますので、ご注意ください。別々に注文の場合、一括発送ができず、別々の発送となりますこと、ご容赦願います。 ★発送は【ご入金日翌日からカウントして7営業日以内(土日祝休)】に手配 大変恐れ入りますが、順番に対応しているため、具体的な発送日のお問い合わせにはお答えすることができませんので、何卒ご了承願います ★配送のご希望がある場合は備考欄にご記入願います ・曜日 ・時間帯【午前中】【12〜14時】【14〜16時】【16〜18時】【18〜20時】【19〜21時】 ご指定がない場合は【一番早い発送・時間指定なし】でお届け致します お日にちの指定に関しては、ご入金日翌日からカウントして7営業日(土日祝休)以降のみご指定可能です * モーヴ街4周年記念イベント《菫色の実験室vol.9〜菫色×デザート》出品作品。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 春の花でいっぱいの、プリン・ア・ラ・モード  ……金田アツ子 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 文|高田怜央 東京にはまだ、訪れたことのない名曲喫茶がたくさんある。うっかりしているうちになくなってしまった場所もある。さみしい。 けれども金田アツ子さんの出してくれる昔ながらのデザート菓子は、いつまでたってもなくならない。遅くなってもいつも出迎えてくれる、わたしが来るより少し前の街の記憶。 春先の花々を摘みとって、一体なにをこしらえよう? 指輪? 王冠? ブーケ? それとも……アツ子さんの手にかかると、ひとたび季節のデザートに。お花畑のようなプリン・ア・ラ・モード。 薄明かりのランプの下、カフェテーブルに花束のようなデザートが並んでいく。蓄音機がチラチラとラヴェルを奏でる。かぐわしい花の香りに包まれながら、音楽の続く限り時が止まる。カウンターのレース越しに、アツ子さんが微笑む。 ★作品情報 アクリルガッシュ・バロンケント 作品サイズ|9.2cm×14.2cm 額込みサイズ|14cm×19cm 制作年|2024年(新作) ★プロフィール 金田アツ子|画家 絵を描いて、個展やグループ展などで時々発表しています。静かな喫茶店とピアノの音が好きです。 ★重要なお知らせ ご不在で商品をお受け取りできなかった場合は、必ず【7日間以内に配送業者さんにご連絡の上】お受け取りをお願いします。配送業者さんの保管期間を過ぎた場合、お荷物は当方に戻り、再発送の際は、所定の手数料がかかりますこと、ご了承願います。 【発送業者さんへの手数料(着払い送料と同額)】と【再発送にかかる送料】を1週間以内に指定口座にお振込頂いた後、3営業日以内に商品を再発送致します。 ★返品・交換について 作品や商品に不備があった場合は、商品到着後、7日以内にご連絡願います。作品については問題解決後にお届け、商品については良品と交換させて頂きます。但し、代替品をご提供できない場合は、交換ではなく返金対応とさせて頂きます。返送や交換にかかる送料は当方で負担します。 お客様のご都合による返品は受け付けておりませんので、ご不明な点はご注文の前にお問い合わせ願います。 *画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。
    25,000円
    KIRI to RIBBON
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    横井まい子|泡沫のお茶会

    ★販売は先着順 ★転売目的のご購入はお控え下さいますようお願い申し上げます ★【ゆうパック(80サイズ)送料込みのお支払い】となります *決済の際に別途送料が表示されます 【ご注意】 ★他の商品と複数注文の際は、注文を分けずに一度にご注文ください。遅い納期に合わせて一括発送致します。 別々に注文の場合、送料がその都度加算されてしまいますので、ご注意ください。別々に注文の場合、一括発送ができず、別々の発送となりますこと、ご容赦願います。 ★発送は【ご入金日翌日からカウントして7営業日以内(土日祝休)】に手配 大変恐れ入りますが、順番に対応しているため、具体的な発送日のお問い合わせにはお答えすることができませんので、何卒ご了承願います ★配送のご希望がある場合は備考欄にご記入願います ・曜日 ・時間帯【午前中】【12〜14時】【14〜16時】【16〜18時】【18〜20時】【19〜21時】 ご指定がない場合は【一番早い発送・時間指定なし】でお届け致します お日にちの指定に関しては、ご入金日翌日からカウントして7営業日(土日祝休)以降のみご指定可能です * モーヴ街4周年記念イベント《菫色の実験室vol.9〜菫色×デザート》出品作品。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 菫色と緑色で描き始めるとあぶくのような髪の少女がぷかぷかと現れました。 少女は貝殻があると拾って眺めたくなってしまう。 マドレーヌは見るのも食べるのも大好物。 好きなものを並べてお茶の時間。 泳いでやってきたお客様たち。 ニガヨモギの葉が海藻のように見えてきた。 甘くて綺麗なお菓子は大抵小さくて食いしん坊には泡沫のよう。 けれど、その儚さが素敵でもあります。 ……横井まい子 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 文|森 大那 「泡沫のお茶会」へ席を移しても、きっと事情は大きく変わりません。 
地上の喧騒など聞こえない、水底色の場所では、貝の形のお菓子にふさわしいお茶で。
カップの中は、彼女の服と同じ色でしょうか。
 魚たちは、次はいつ会えるか分からない透き通るような女の子に、好かれようと気にかけています。 もし今夜、夢の中で貝殻を拾ったら、朝の世界へ持ち出せるでしょうか?
 彼女の面影やお茶の味を忘れてしまっても、貝殻の触り心地だけは、泡のようには消えないでほしいものです。 ★作品情報 油彩・綿キャンバス 作品サイズ|22cm×16cm(オーバル) 額込みサイズ|約33.8×26.9cm 制作年|2024年(新作) ★プロフィール 横井まい子|画家 少年や少女の姿を通して自然や物語を絵に表したいと思い描いています。 個展 2018年マリアの心臓(銀座)、アサヒギャラリー(甲府)他、グループ展などで作品の発表をしています。 ★重要なお知らせ ご不在で商品をお受け取りできなかった場合は、必ず【7日間以内に配送業者さんにご連絡の上】お受け取りをお願いします。配送業者さんの保管期間を過ぎた場合、お荷物は当方に戻り、再発送の際は、所定の手数料がかかりますこと、ご了承願います。 【発送業者さんへの手数料(着払い送料と同額)】と【再発送にかかる送料】を1週間以内に指定口座にお振込頂いた後、3営業日以内に商品を再発送致します。 ★返品・交換について 作品や商品に不備があった場合は、商品到着後、7日以内にご連絡願います。作品については問題解決後にお届け、商品については良品と交換させて頂きます。但し、代替品をご提供できない場合は、交換ではなく返金対応とさせて頂きます。返送や交換にかかる送料は当方で負担します。 お客様のご都合による返品は受け付けておりませんので、ご不明な点はご注文の前にお問い合わせ願います。 *画像の色味はできる限り現物に近づけておりますが、ご覧頂く環境により見えは変化します。ご了承願います。
    70,000円
    KIRI to RIBBON

記事一覧

居間|鏡よ、鏡・・・

 マダム・ロマランは今うたた寝から目覚めたようです・・・  さて今日はモーヴ街で夏のお茶会が開催される日です。マダム・ロマランは前々からこの日を楽しみにしていま…

書斎|菫色の想い出

 異常に暑い日々が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。こちらモーヴ街はどんな地に存在するのかは明かされておりませんが、少なくとも今ここ日本の湿気を含んだ猛烈…

居間|菫色の小部屋再開から物語へ、断片的な思考を思うままに記述する試み

 四月の初旬、霧とリボンさんの菫色の小部屋の扉が三年ぶりに開き、そちらで新しくできた絵本『彼方の鳥』の原画展を開催して頂きました。  ご来訪くださった皆様、あり…

フランスガム個展 巻頭エッセイ|《L’OISEAU DISPARUー彼方の鳥ー》に寄せて

 先ずはじめに、菫色の小部屋再開へ盛大な拍手とお祝いをお贈りいたします。  そして吉祥寺店舗終幕の一年の始まりという記念にこのような展示の機会を頂きましたことに…

居間|クリスマスの訪問客

 モーヴ街の街路樹は色づいて、冷たい風が吹く季節になりました。それぞれのお店にはクリスマスを待つ華やかな飾りが付き始め、通りは一層賑やかでした。  10番地のロマ…

お店|絵本とポプリのセット『マダム・ロマラン』

TextDu Vert au Violet  生きることへの讃歌をエスプリあふれる物語とイラストで綴り、私たちを魅了し続けるイラストレーターのフランスガム様。  新たに生み出した魅…

書斎|『マダム・ロマラン』—2—

 モーヴ街10番地へと辿り着いたマダム・ロマラン。  窓の外から漂う良い香りに誘われて、お向かいを訪ねます。  そこで出会ったのは、ポプリを調合するマドモワゼル・イ…

書斎|『マダム・ロマラン』—1—

 この度出来た「Madame ROMARIN(マダム・ロマランのお話)」という絵本は、モーヴとグリーン、そしてマダム・ロマランの長く暮らしていた海辺の街を思わせるイエローの3…

居間|10番地よりご挨拶

Text|フランスガム  はじめまして。この度モーヴ街10番地に入居させて頂くことになりました フランスガムと申します。  こちらでは「小さなお話を売るお店」として場所…

居間|鏡よ、鏡・・・

 マダム・ロマランは今うたた寝から目覚めたようです・・・  さて今日はモーヴ街で夏のお茶会が開催される日です。マダム・ロマランは前々からこの日を楽しみにしていました。昼食の後にうっかりお昼寝をしてしまってもうこんな時間・・・!急いで支度を始めなければいけません。お菓子作り初心者のマダム・ロマランですが昨晩遅く無事にお茶会の為のタルトも焼き上がりました。二度程丸焦げになり、真夜中に仕上がった三度目のタルトです。あとは上に砂糖漬けした菫を乗せたら完成です。  まずは身支度を整

書斎|菫色の想い出

 異常に暑い日々が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。こちらモーヴ街はどんな地に存在するのかは明かされておりませんが、少なくとも今ここ日本の湿気を含んだ猛烈な暑さとは無縁の夏が訪れていることと思います。涼風の吹くモーヴ街10番地のロマランより、お届けしております。  良い陽気ですから、マダム・ロマランは居間でうたた寝をしているようです。マダム・ロマランの眠っている間にひとつ作品をご紹介させていただきます。 ーわたしの菫色の想い出ー  こちらは昨年12月に開催された、

居間|菫色の小部屋再開から物語へ、断片的な思考を思うままに記述する試み

 四月の初旬、霧とリボンさんの菫色の小部屋の扉が三年ぶりに開き、そちらで新しくできた絵本『彼方の鳥』の原画展を開催して頂きました。  ご来訪くださった皆様、ありがとうございました!改めてお礼申し上げます。Webで見守ってくださった皆様へも改めて感謝申し上げます。  三年ぶりに訪れた菫色の小部屋、初めてポプリを試香されるお客様のお姿、じっくり絵を見てくださるお客様のお姿(少々ひやひやしながら)、カリスマ店員ことノール様の忍者のように素早い細やかな会場整備の目撃など、感動的な

フランスガム個展 巻頭エッセイ|《L’OISEAU DISPARUー彼方の鳥ー》に寄せて

 先ずはじめに、菫色の小部屋再開へ盛大な拍手とお祝いをお贈りいたします。  そして吉祥寺店舗終幕の一年の始まりという記念にこのような展示の機会を頂きましたことに心より感謝申し上げます。  昨年、霧とリボンさんのweb配信の新しい試みであるモーヴ街という企画にお誘い頂き、空き物件だった十番地にマダム・ロマランという人物が引っ越してきてそこで小さなお話を売るお店を開く、という一つのお話が生まれました。  今回の展示では、マダム・ロマランのその後のお話をお届けすることにしました

居間|クリスマスの訪問客

 モーヴ街の街路樹は色づいて、冷たい風が吹く季節になりました。それぞれのお店にはクリスマスを待つ華やかな飾りが付き始め、通りは一層賑やかでした。  10番地のロマランでも、お裾分けしてもらった小さなもみの木を一つお店の前に置き、そこに金色の小さな鈴を付けた菫色のリボンをふたつ結びました。なにしろここへ越してきて初めて迎えるクリスマスですので、飾るものなどは一つも持っていなかったのです。だけどこれだけでもマダム・ロマランには十分に華やかな飾りでした。  窓から金色の陽が穏やか

お店|絵本とポプリのセット『マダム・ロマラン』

TextDu Vert au Violet  生きることへの讃歌をエスプリあふれる物語とイラストで綴り、私たちを魅了し続けるイラストレーターのフランスガム様。  新たに生み出した魅惑の女性「マダム・ロマラン」がここモーヴ街10番地に素敵なお店をオープンしました。  巡る季節の中でローズマリーを育てたご経験から、その力強く健気な姿を店主に重ね生まれた「マダム・ロマラン」(ロマランはローズマリーの仏語訳)。  「青春をだいぶ過ぎた頃、人生のひとつの段階を終えた頃の女性」であ

書斎|『マダム・ロマラン』—2—

 モーヴ街10番地へと辿り着いたマダム・ロマラン。  窓の外から漂う良い香りに誘われて、お向かいを訪ねます。  そこで出会ったのは、ポプリを調合するマドモワゼル・イリスでした。  第二回目は、4点の原画をご紹介いたします。 * * ♦︎  マダム・ロマランはモーヴ街に時折訪れるle temps mauve〜菫色の時〜を体験し、そこで見たものを綴り始めます。 * ♦︎  マダム・ロマランの綴った物語の紙片がふわりと舞い  偶然通りかかったムッシューが拾いました。

書斎|『マダム・ロマラン』—1—

 この度出来た「Madame ROMARIN(マダム・ロマランのお話)」という絵本は、モーヴとグリーン、そしてマダム・ロマランの長く暮らしていた海辺の街を思わせるイエローの3色で彩った30頁の小さな物語です。  こちらでは絵本の中から8点の原画を物語のシーンと共にご紹介いたします。第一回目はそのうちの4点のご紹介です。  まず初めは表紙の絵から……..  お話の中でマダム・ロマランは一匹の猫に出会います。彼女がずっと一緒に暮らしていた猫にそっくりの猫でした。香りに誘われて

居間|10番地よりご挨拶

Text|フランスガム  はじめまして。この度モーヴ街10番地に入居させて頂くことになりました フランスガムと申します。  こちらでは「小さなお話を売るお店」として場所を頂き、絵本のご紹介やそれにまつわる品々などをお届けする予定です。  このお話を頂いてから、モーヴ街の小さなお話を売るお店にはどんな店主がいるのだろう?と色々思いを巡らせている時に、ベランダにあるローズマリーの姿が浮かびました。なぜかといえば通常ローズマリーには菫色の花が咲くのです。(今年うちにあるものには