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La Salle de Séjour|居間

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マダム・ロマランの居間。おしゃべりしたり、モーヴ街の住人や散策する人をお迎えする場所。
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居間|鏡よ、鏡・・・

 マダム・ロマランは今うたた寝から目覚めたようです・・・  さて今日はモーヴ街で夏のお茶会が開催される日です。マダム・ロマランは前々からこの日を楽しみにしていました。昼食の後にうっかりお昼寝をしてしまってもうこんな時間・・・!急いで支度を始めなければいけません。お菓子作り初心者のマダム・ロマランですが昨晩遅く無事にお茶会の為のタルトも焼き上がりました。二度程丸焦げになり、真夜中に仕上がった三度目のタルトです。あとは上に砂糖漬けした菫を乗せたら完成です。  まずは身支度を整

居間|菫色の小部屋再開から物語へ、断片的な思考を思うままに記述する試み

 四月の初旬、霧とリボンさんの菫色の小部屋の扉が三年ぶりに開き、そちらで新しくできた絵本『彼方の鳥』の原画展を開催して頂きました。  ご来訪くださった皆様、ありがとうございました!改めてお礼申し上げます。Webで見守ってくださった皆様へも改めて感謝申し上げます。  三年ぶりに訪れた菫色の小部屋、初めてポプリを試香されるお客様のお姿、じっくり絵を見てくださるお客様のお姿(少々ひやひやしながら)、カリスマ店員ことノール様の忍者のように素早い細やかな会場整備の目撃など、感動的な

居間|クリスマスの訪問客

 モーヴ街の街路樹は色づいて、冷たい風が吹く季節になりました。それぞれのお店にはクリスマスを待つ華やかな飾りが付き始め、通りは一層賑やかでした。  10番地のロマランでも、お裾分けしてもらった小さなもみの木を一つお店の前に置き、そこに金色の小さな鈴を付けた菫色のリボンをふたつ結びました。なにしろここへ越してきて初めて迎えるクリスマスですので、飾るものなどは一つも持っていなかったのです。だけどこれだけでもマダム・ロマランには十分に華やかな飾りでした。  窓から金色の陽が穏やか

居間|10番地よりご挨拶

Text|フランスガム  はじめまして。この度モーヴ街10番地に入居させて頂くことになりました フランスガムと申します。  こちらでは「小さなお話を売るお店」として場所を頂き、絵本のご紹介やそれにまつわる品々などをお届けする予定です。  このお話を頂いてから、モーヴ街の小さなお話を売るお店にはどんな店主がいるのだろう?と色々思いを巡らせている時に、ベランダにあるローズマリーの姿が浮かびました。なぜかといえば通常ローズマリーには菫色の花が咲くのです。(今年うちにあるものには