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〈詩小説〉忘れもの

またひとつ

溢れるしずく 眺めつつ

ガラスのカケラ 思い出す

刺さったまま

固めたままの塊を

しらぬまに

いつしか とけはじめ

落ちたしずく

おもいしる

ただあることを

しずかに眺め ときを待つ


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