路万(ろまん)

チャレンジ「創作活動」 主に「#詩みたいなもの」を毎日投稿挑戦中(‘24/8/6〜スタ…

路万(ろまん)

チャレンジ「創作活動」 主に「#詩みたいなもの」を毎日投稿挑戦中(‘24/8/6〜スタート)

マガジン

  • 路万の徒然

    自分が投稿した記事のまとめ(作品以外)

  • 2024年分 1ヶ月ごと(主に #詩みたいなもの)

    2024年7月から「#創作」「#詩のようなもの」として作成したものを月毎にURLをまとめた記事

最近の記事

沼おち

新しい世界の入口 気づかずはまり 気づいた時は抜けられず いつしか 抜けるのをやめる もがき 足掻くのを いつしか諦める 気づけば進んでいく 自ら歩を早め 喜々として心弾ませ 時に転がるように 時に知らず知らず 表面を繕い すまし顔で 新たな世界の住人となる

    • 霞の夢

      夢と現実のはざまに あやふやな世界がひろがる それは現実にあらわれる よくも悪くもゆらぎが起きる ゆらぎは水のように いつの間にか浸透し伝わり 世界を変えていく ゆらぎは何をもたらすのか 光なのか闇なのか …それとも… 捉えることができない世界 それを知るのは 知っているのは 何も知らないキミだけが知っている みえない世界

      • 梯子

        溢れおちる おちていく 記憶がぼろぼろと かき集めることもできず 指の隙間から あったはずのものが 何を手にしていたのか 周りも 自分の中も それさえわからず ポロポロと はがれおちていく メッキが剥がれるかのように 壁が崩れていくかのように すくった水さえも おちていくかのように それでも

        • 〈詩小説〉とまどい

          今日も何かを待っている 何を待っているのかわからない わからないまま待っている わからないけど大切なもの わからず今日も待っている いつ来るかもわからず待っている すぐそこに来ているかもしれないから わからない大切な何か いつ来てもいいように 今日も静かに佇み待ち侘びる

        マガジン

        • 路万の徒然
          5本
        • 2024年分 1ヶ月ごと(主に #詩みたいなもの)
          3本

        記事

          〈詩小説〉はりつくもの

          何を望んでいる 何をなしえたい 何を… 片付ける カタをつける 捨てる 棄てる 何を… 自分を… 矛盾が顔を出す のっそりと おもたげに ドロっとしたものが 残像のように あらわれ かすめていく 奥のほうでなり響く 音のように 忘れるなとばかりに 映像が 音が 残りがのように ざわつかせる

          〈詩小説〉はりつくもの

          在処

          静かで穏やかな空間で じっと見つめている 智慧はすでにあると 身をゆだねなるように佇む 己の叡智が眠る場所で 護りのものが語りかける 緩やかに波紋がひろがる まるの空間で 視線を感じながら 眠れるものに近づく

          〈詩小説〉まなざし

          在りし日の君が問う 今 幸せ? 今 楽しい? 今 … 矢継ぎ早に問いかけてくる 純粋な眼差しで 在りし日の君に 戸惑い 目を逸らす いつから… ありし日の問いが この感覚こそが応え

          〈詩小説〉まなざし

          ストッパー

          君は知っている 今までのことも これからのことも しっている ありとあらゆることを 忘れているだけ 思い出そうとしないだけ 決めてきたがゆえに躊躇する 生まれる前に封印し記憶 緩み始めたストッパーを 開け放つのか とどまるのか 鍵は手の中にある

          夜にとびだす

          夜にとび出す 夜明けを見届けるために 暗闇の中をかけ抜ける キズをおいながら それでも はしり抜けていく しっているから 朝日に照らされる景色を そのために 地球にいる

          リミット

          タイマーは進む いつ終わるかわからないまま 刻一刻と迫ってきている

          約束

          輪廻と流転を繰り返す 巡り巡って螺旋の渦 気づけばサイクルから抜け出せず 太古の記憶に誘われ いみを見出す 魂の系譜と道筋と航路を 偽装の世界が崩れるまで

          融合

          モノクロの世界に彩りが戻る コントラストが浮き彫りになる ようやく ひとつになる ゆるすこと ゆるせること 深で ひとつになる 浅瀬で戯れているなかで 鷹揚に微笑む 天使も悪魔も己であることに 気づかぬまま 築いていく 知らぬ間に とけあっていく 無意識を認識していく

          〈詩小説〉透明な檻

          もっと感覚的に もっと直感的に もっと、もっと… 思考ではなく 論理的ではなく 気持ちを優先させていく 視えない鎖を断ち切るために 押し込めた感情にそってみる 忠実になってみる 縛りつけているものを拭い去る 覆われて視えない 塞がれてきこえない 閉ざされていえない それはおかしいと 誰かの常識は誰かの非常識 誘導されるままではなく 心に問いかける 気づいた違和感に目を向けてみる たったそれだけで 小さな綻びを 亀裂を ひびを みえない強固な檻につける 壊すキ

          〈詩小説〉透明な檻

          取り戻す

          ある晴れた日 こんな日でさえ ため息をつき 退屈をやり過ごす 白い雲と空を見て やり過ごす 刺激が欲しいわけじゃない 感情を動かしたいだけ 凍てついた心をとかすもの 仮面を剥ぎとるための 取り戻したい 雲ひとつない空を あたたかく穏やかな 眩しい光のような表情を

          自己防衛

          朦朧としたまま パソコンと向き合う 画面を見ながら 機械的に手を動かす 無気力なまま 無機質な空間で ルーティンを ToDoを いつものように繰り返す プログラミングされているかのように まるでロボットのように 感情に折り合いをつけ 心に蓋をして 少しずつくるっていく 舵が狂いはじめていく 制御していたはずが いつしか制御不能へ 本能が日常を切り離す 壊れる一歩手前で 暴走する前に キカイをうかがう シフトチェンジとリセットの機会を 肉体という乗

          月の満ち欠け 海の満ち引き 自然の流れ 太陽ではなく 月と海の歩みに 潮の流れ 風や水にあわせ 月と海にあわせ カレンダーではなく 暦のリズムにそう