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「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー

「ガムだと思って噛んでいたらWHAM!だった」

街のコンビニで新しいガムを買った。パッケージには派手なデザインが描かれ、「驚きのフレーバー!」と書かれていた。

家に帰って、さっそくそのガムを取り出して噛み始めた。

最初はふつうのガムのように感じたが、突然、口のなかから音楽が流れ始めた。

驚いてガムを吐き出すと、そこにはなんとギターを持ったジョージ・マイケルとサングラスをかけたアンドリュー・リッジリーが立っていた。

「サプラーイズ!」、ジョージ・マイケルが微笑みながら言った。

「ど、どうしてガムに?」とつぶやくと、「長い話さ」とアンドリューが言った。

ジョージは肩をすくめて、「人生は驚きに満ちてるんだ。さあ歌おう!」と誘った。

彼らは突然ギターを取り出し、リビングルームで『Wake Me Up Before You Go-Go』を熱唱しはじめた。

音楽を聞きつけて近所の人々も集まり、家は一晩でパーティー会場に変わった。

みんなで踊り、歌い、笑い合い、素晴らしい夜を過ごした。

やがてガムの効果が切れると、WHAM!のふたりはガム工場へ戻るために、帰り支度を始めた。

「ガムを噛んでくれて、ありがとう、素晴らしい時間を過ごせたよ」。

私は手を振って見送った。「またいつでも来て! ただし、次はガムじゃなくてふつうに訪ねてきて!」

そう言って笑った私の口には、まだ少しだけガムの風味が残っていた。


※ワンフレーズ小説は、"奇妙なワンフレーズ"をAIの力を借りて拡張させた短編小説です。

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