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「バッティングセンターで150キロのおにぎりが飛んできてデッドボール」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー


一平はストレス発散のために、バッティングセンターに来ていた。彼はヘルメットをかぶり、バットを構えた。

「150キロの球なんて楽勝だ」と根拠のない自信で満々だった。しかし、ピッチングマシンがうなりを上げた瞬間、何かが違うことに気づいた。

一平は瞬きをしたが、その時にはもう遅かった。マシンから飛び出してきたのは、おにぎりだった。真っ白なご飯が空中を切り裂き、一平の左肩に直撃!

誰かが「デッドボール!」と叫び、一平は地面に倒れた。周りの人々は大笑いしながら写真を撮り始めた。

「何でおにぎりなんだ!」一平は起き上がり、ヘルメットを外しながら叫んだ。

見ると、ピッチングマシンの横には<新メニュー:おにぎりピッチ>と書かれた看板が立っていた。しかも、おにぎりの種類が豊富で、ツナマヨ、梅干し、昆布、そして超高速150キロおにぎり(おかか)もあったのだ。

一平は意気揚々と立ち上がり、「ベースボールとライスボールをかけているのなら、やってやろうじゃないか!」と鼻息を荒くしながら、昆布おにぎりに挑戦することにした。しかし、再び発射されたのは鮭おにぎり。「おい、種類が違うぞ!」と抗議するも、次々と飛んでくるおにぎりが全身を強打する。

「自分がおにぎりの具になりそうだ……」と一平はつぶやきながら、その場をそそくさと後にし、ご飯粒だらけの顔で帰路についた。その背中には<来月は寿司ピッチも登場!>という、のぼり旗が風に揺れていた。


※ワンフレーズ小説は、"奇妙なワンフレーズ"をAIの力を借りて拡張させた短編小説です。

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