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「成人式に自慢の改造車で乗り付けたものの落雷に打たれてタイムトラベル」【ワンフレーズ小説】

📚1分で読める、おバカなショートストーリー

成人式の日、村上は自慢の改造車"サンダーボルトX"で会場に乗り付けた。ボンネットには巨大なドラゴンの絵、マフラーからは七色の煙が出るという派手な車だ。みんなの注目を浴びるなか、彼は得意げに降り立った。その瞬間、空が急に暗くなり、雷が轟いた。

「大丈夫、大丈夫。俺のサンダーボルトXは雷さえもエネルギーに変えるんだぜ!」と村上は下手な冗談を飛ばしたが、その言葉が終わるまえに、巨大な雷が車に直撃。次の瞬間、村上は車ごと消えた。

目を開けると、彼は大正時代の東京にいた。目のまえには袴姿の紳士や着物の女性たちが行き交っている。「なんだこれ!」と驚く村上だが、彼の車は無事だった。街の人々もその車を見て驚愕。「なんだ、これは! 機関車か!?」と噂が広まり、村上はたちまち新聞記者に囲まれた。

「村上殿、この機関車でどこから来たのですか?」と、記者が尋ねるので、彼は仕方なく「未来から来た」と答えた。記者たちは大騒ぎし、村上はその日の新聞の一面を飾った。

その後、村上は大正時代の名士から銀座の高級寿司を奢られ、「これが土産だ」と言われた。村上は意気揚々と再び雷を利用して現代に戻ることを試みた。そして運よく雷が車を直撃、彼は目を開けるともとの成人式会場に戻っていた。彼の改造車は歴史上の伝説となり、大正博物館に展示されていた。

友人たちは「あれ、村上じゃね? いきなり消えたけどどこに行ってたんだよ?」と心配するが、村上はポケットから銀座の高級寿司の折り詰めを取り出して、「これは土産だ」と一言。友人たちはわけもわからず、「酔っぱらいの波平かよ!」と爆笑。

その時、村上のスマホが鳴り、"雷予報アプリ"の通知が来た。村上は笑いながら「次の大冒険はどこかな?」とつぶやいた。


※ワンフレーズ小説は、"奇妙なワンフレーズ"をAIの力を借りて拡張させた短編小説です。

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