![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111107803/rectangle_large_type_2_c1789a8f60d91b87acf9b3bca3c84dc0.jpeg?width=800)
"文章を書くことが好きな人"におすすめしたい1冊
😎週1回の更新でエッセイ・雑記をお届けしています。
記事は無料で読めますが、もし気に入りましたら、記事最下部👇にある「気に入ったらサポート」からご支援(投げ銭という名の原稿料!)をいただければ、今後の記事制作の活動費などに充てさせていだきます!
なにとぞ、よろしくお願いいたします!😊
\文章(書き方)の幅が広がる名書だと思いまっす!/
"文章を書くことが好きな人"や、"文章を書くことを生業にしている人"に、ぜひ知ってもらいたい本がある。
フランスの小説家、レーモン・クノーの『文体練習』である。
![](https://assets.st-note.com/img/1689670371182-ieeq4LVbLF.jpg?width=800)
本書は、あるひとつの物語を99通りの異なる文体で表現した実験的な作品だ。
その"物語"は、要約すると以下ような内容である。
「ある日、混雑したバスに乗っていると、奇妙な帽子をかぶった男が乗車してきて、他の乗客と『押した、押さない』で口論をし始める。
2時間後、私はさきほどの男をローマ広場で見かける。なにやら彼に、連れの男が『キミのコートには、もうひとつボタンを付けたほうがいい』と言っていた」
……ほんと、クッソどーでもいい話である(笑)。
この、他愛のない物語を、99通りの異なる文体で執筆しているのである。
ここから先は
1,119字
/
2画像
¥ 100
100円からサポートできます。いただいたサポートは、今後の記事制作の活動費などに活用させていただきます! なにとぞよろしくお願いいたします!