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【削ぎ落とした美】佐倉市美術館 フランソワ・ポンポン展

佐倉市美術館のフランソワ・ポンポン展へ。
やっと佐倉へ回ってきた巡回展。久々に京成乗った。

ロダンの工房にいたポンポン。オルセー美術館にあるシロクマが有名ですが、動物への眼差しは限りなく優しく細やか。
塊、と、動き、を感じるが写実では無いためどこかユーモラス。
立体作品は良いなぁとしみじみ。

彫刻の良さって何だろう?と考えた時、良さの一つに「角度によって見せる表情を変えてくれる」と言うのがあると思っている。
頭が硬かった若い頃、彫刻作品を多角的に見る事で物事も多角的に見なければなぁと思ったことがあった。

しかし今回の展示はそんな堅苦しさもなく、ただ作者の優しい眼差しがユーモラスな形となって目の前に存在する。
立体物の問答無用感、とでも言おうか、理屈より物体の迫力。

あまりに良くて、ミュージアムショップでハゲコウとヒグマのレプリカ品をじっと見つめて2体購入。
自宅で楽しむポンポン。やはり良い…かわいい。

そして彫塑を見ると自分もやりたくなる衝動。
先日の埋もれた鳩を形にしてみた。



うん、これも楽しい。彫刻の楽しさが覗ける気がする。

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