バレエの5番ポジションがきれいにきまらないとカトルが上手くできない?

タイトルの質問は、先月、ホリスティックシステムの受講生からもらった質問。
(ここで言うカトルは、アントルシャ・カトル)

良い質問!

これに、バレリーナではなく、そして決してスーパーダンサーでもない、けどそれなりに踊ってきた私が答えると、答えは…

5番ポジションが浅くても、カトルはきれいに見えるようにできます!

おまけに身体にも負担少ない

*ちなみにカトルってこう言う感じ。
(この動画では、一連の動作の最後にする上に飛んだまま脚を入れ替える動き。レッスンに猫が登場するのが良い♡)
https://youtu.be/bUKV0i-5KPU

バレエ(時にダンス)をやる以上痛いのは当然と思ってる人も多いけれど、少なくとも大人バレエや、趣味、もしくは究極の趣味(趣味だけど超力を入れている)であれば、痛みがないところでやる選択肢はたくさんあります。おまけにそれによって、実は柔軟性が上がったり、出来ないことができるようになったり、上手く踊ってるように見えるようになったりする(これ結構大事)。

バレエではないけどダンスの世界に長くいた私。令和の今は知らないけど、いやぁ、痛いのが当然どころか、それが若干ステータスのように聞こえる時もたくさんありました。

たしかに、どこかに痛みがある中で本番の舞台に立つ時って、とてつもない力が出たりもするんだけど。

5番ポジション。

これを完璧にやれるのは、とてつもなく構造に恵まれ、それでいて使い方が素晴らしい方オンリー。

5番がうまくきまっていても、膝が全く違う方向を向いている人は多い。膝下の外側が張る原因にもなるし、O脚になったり、脚全体的に外側が張りやすくなったりするのには、ここが原因になることも。

実際に冒頭の質問をくれた受講生に改善策を試してもらうことにしました。

ジャンプ自体コツがいることなので、まずは、ジャンプをはずして、脚を交差して打ちつける動きのチェックを、仰向けで脚をあげた状態でやってもらう。

そこでわかったのが、先ほど書いたように、足の5番の位置の割に膝がかなりインしていること。つまり、ターンアウトがうまくいってない。

この状態で脚を交差に打ち付けても、ラインがきれいじゃないので、きれいには見えない。

と、いうことで、ターンアウトの練習をして(むりやりお尻でぎゅっとやるんじゃなくて、ちゃんと股関節の中で大腿骨を動かす

そこでやってもらうと、5番はさっきより浅いけど、ラインが全然きれい!!!カトルっぽい!笑本人的にも、見た目からして違うことを発見。

バレエは極限の美だけれど、別に人が驚くほどの柔軟性やテクニックを得たいわけでなく、気持ちよく、それでいて見た目も美しく動けるところを望むのであれば、身体の使い方はかなりの鍵

大人バレエで身体を傷める人にたくさん出会ってきたし、もちろん本人が望むことをすればいいんだけれど、バレエもダンスも、身体にプラスになる使い方でやることも可能であることを知ってもらえたら嬉しいな♡

5番ポジションがきまらないとカトルがきれいにできないなんて、そんなことはないのです。

そんな受講生とのやり取りから、一昨年からやろうと思って放置していたWSシリーズをスタートさせることとなりました。良かったら♡

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ダンス基礎基礎WSシリーズpart15回シリーズ・オンライン受講・見逃し配信あり
土曜コース: 2/13から基本毎月第2土曜日10〜11時半
日曜コース: 2/21から基本毎月第3日曜日15時半〜17時

人見知りで、一人でも平気な顔はしていますが、応援してもらうことで力を得て、サポートされることはとても心の支えになります。サポートしていただけたら、すごく嬉しいです!