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腸腰筋って2つの筋肉

今回は超絶短めです!でもやっぱり伝えておきたい!

よく聞く筋肉名の1つである腸腰筋。

これは2つの筋肉をまとめてそう呼んでるだけだって知っていましたか?

腸腰筋=腸骨筋+腰筋(大腰筋)

両方とも大腿骨の小転子と呼ばれるところに付着しているため、セットで“腸腰筋”呼ばれがちな筋肉です。いつとまとめて呼ばれがちで怒っているに違いない(笑)*

腸骨筋と腰筋(よく大腰筋と呼ばれるけど、これまた大腰筋と小腰筋とあったりします)は、立派に別々の筋肉で、

腸腰筋を分け分け

腸骨筋は、その名の通り腸骨(骨盤の骨)から、大腿骨の小転子へ。

腰筋(大腰筋)は、背骨(の正面側)から始まって小転子へ。

骨盤からの筋肉と、背骨からの筋肉異なる役割(特に歩行時!!)もあって当然だし、ロルフィング®︎では異なる働きに、より着目することが多いです。
(異なる働き、当たり前じゃん!という方は、さすが!ここまで読んでもらっちゃってありがとうございました。この先読まなくても大丈夫♪)

1つの筋肉だと勘違いして使っていると効果半減!ひょっとしたらそう思って使っていると、ヒップハイクしがちだったり、骨盤の外側に力が入りがちだったり、腿の外側に筋肉付きがちだったりするかもです!!

特に歩く時は、腰筋の、背骨という中心の構造から縦に長く存在して振り子のように動いているイメージの方がおすすめ!
脚のラインにも関わってくるから是非。

腸骨筋は腰方形筋との関わりが強いし、腸の筋膜との関係も強い。

腰筋は横隔膜とのつながりが強くて、腎臓の筋膜との関係も強い(腎臓は腰筋の上に乗っています)。

一緒に働くこともある筋肉だけれど、けっこう重要なところでは異なる働きをしているので、ぜひ、別々の筋肉として見てあげてください。

ひょっとしたら動きが劇的に変わってしまうこともあるかもです♪

そして、ここがうまく働くためには、骨盤が前傾にも後傾にもある程度動きたいし、腹横筋は使えてないと無理だし、前腿がぱんぱんでも難しい!(どうしても前腿が勝ちがちなんですよねぇ)
なので、よかったらこんな感じでストレッチ♪

ここ↑で紹介したNGなストレッチ、ぐいぐい押しちゃうストレッチでは、腰筋はストレッチされないどころかマイナスになることもあるから気をつけて!

*余談だけれど、腸腰筋とひとまとめに呼ばれて怒ってるに違いない、の話。もちろん冗談ではあるんだけれど、筋肉の名前って、筋肉自体は認識していないのは本当です。彼らはただそこにいるだけ。説明するのに便利だから、解剖して、わざわざ個別に名前をつけているだけで、筋肉を包んでいる筋膜で見ていくと、繋がっていたりします。

そんな話を詳しく知りたい方は、ぜひ、お近くのロルファーや、アナトミートレイン の本を読んでみてください♡

動きを持って自分で体感して学んでみたい方はこちらもいいかも♪こういう話が盛りだくさん

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