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若返るリターンライダー、老け込むリターンライダー

僕はリターンライダーです。
まだリターンして2ヶ月ほどですが色んなことが見えてきました。
32年間という長い間に変わったバイクを囲む社会も、バイクそのものの変化や進化も、色んなことが見えてきました。
そして、リターンすることの意味も見えてきたのです。

老け込むリターンライダーはいない

若かった時と現状とを比較して、自分の衰えや低下を認めた上で、これから先のバイクとのかか変わり方ができるライダーであれば、
未来を見ているリターンライダーだと言えると思います。
しかし、ただただ若かった時を懐かしむだけで、これから先の未来に目を向けることができない人を老け込む人だと僕は考えています。
だとするなら、恐らくリターンライダーの中に老け込むリターンライダーはいないのだと思います。
幸いなことに僕自身も、これから先の未来、バイクをどうやって楽しもうか、次は125ccのバイクにも乗りたい、どんなバイク仲間ができるだろう・・・
そんな風に先の事ばかり考えていて、変な言い方ですが過去の自分と今の自分を別々だと思っていなくて、若かった時の自分がそのままバイクに乗り続けていて瞬時に今の年齢になったような錯覚さえしている、つまり遠い過去の事ではなくて、つい数ヶ月前のことのようにさえ思えるのです。
自分でいうのもなんですが、老け込むどころか気持ちだけは若いままでいられる気がしています。

リターンライダーは若返るのか?

ひとつだけはっきり言えるのは、若くなければオートバイに乗り続けることはできないと信じています。
否応なしに若返るのです。
もちろん、視力も体力も20年30年前に戻ることはできません。
精神面だって若かった時のような攻撃的だったり情熱的だったり、イケイケ的なものはなくなっていると思います。
しかししかしです、微妙なアクセルワーク、クラッチ操作、体重移動、ブレーキを効率良く使う.… そんなバイクの運転を全集中でこなしていくことを何ひとつ億劫に感じることなく、むしろそういう複雑な操作を楽しめるのだとしたら、それは間違いなく若い精神状態に戻らざるを得ないのではないでしょうか。
脳科学的にも脳が活性化すると発表されてますしね。

リターンライダーになってわかった

会社と家の往復だけして
休日は多少の趣味を楽しんで、することがなければテレビを観てネットで遊んで。
日々老化するだけだった自分は、今やこの先の数年か十数年、上手くやれてば20年だってバイクを楽しめる。
そんな未来を考えると老けるとか老化とか高齢とか、そんな心配をしている場合じゃない。
そんなことがはっきりとわかりました。

しばらくは次のツーリングの行先をあれこれ考えるのに忙しい毎日が続きそうです。

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