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映画デートとそれに嫉妬する女

久しぶりに妻と2人で映画に行った。

年度末になると、有給消化の呼び掛けが強まる。
普段から有給を取らない私。いや、取る理由がない私。
企業としては最低限の有給を取らせたいわけで、私のような者に対しては、この時期になると上司を通してプレッシャー(?)を与え始める(笑)
まぁ、『休め!』と言われて抵抗する理由も見付からないので、毎年この時期になると、休んでも比較的影響の少ない日を選んで有給を取る。

そんな休日を利用して、妻と映画デートに出掛けた。


行くと決まってから見る映画を選んでいると、
『えー!いーなー!お父さんとお母さんばっかり!』
と、ひがむ3号ちゃん。
"ばっかり"の意味が分からんが、自分だけ仲間外れにされた気分なんだろうな、きっと。
その時間は学校に行っているんだから仕方がないだろ。

というわけで、後ろ髪を引かれる思い..........なんてものはほとんどなく、とある平日の午前、夫婦水入らずで映画に行ってきた。


選んだのがこの映画。
満州抑留の実話をもとに描かれた映画。
もうね、私たち夫婦は脱水状態だったね。
目から水分が大放出(笑)

周りには結構お年寄りも多く来ていて、鼻をすする音が響き渡っていた。
そして終盤には、堪えながらも少し声を上げて泣いている方もいた。
子どもの頃の悲しい思い出なのかな?

見る前からなんとなく分かっていたが、この手の映画は嫌いではないが悲しい気持ちになって終わってしまう。そこが苦手だ。
泣きまくってハッピーエンドなら良いのだが、悲しみが残って終わる映画は苦手だ。と言いつつ、そういう映画に引っ張られるんだが......


映画の後は、せっかく2人で外出したんだからと、外でランチを済ませた。

2人のお気に入りのお蕎麦屋さんでランチしながら会話を楽しんだが、お互い映画の話は避けるように楽しい話をした。
ひがんだ3号ちゃんの話がメインだったけど(笑)

帰りに、3号ちゃんの
『ずるい!じゃー代わりにお土産買ってきて!さけチーね!』
という勝手な要求を呑んで、大好物の“さけるチーズ”をいつもより多めに買って帰った(笑)
やっすい女だな。


なかなか夫婦2人きりで出掛けることはないが、時々行くからこそ新鮮味があって楽しいのかもしれない。

またしばらく経ってからデートにでも誘ってみるか。


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