やっぱり鬼こわい

今年も節分が終わった。
節分が来るたびに思い出すのは、３号ちゃんがまだ２歳の頃の思い出。
普通に考えれば、お父さんが鬼のお面でも被って豆を思いっきりぶつけられる。（普通かどうかは各家庭で違うが）
そんな理不尽な行動をとるだろう。
でも、それだけじゃつまんないと思ってしまうのが私。

その日、仕事終わりで帰路に就いたころには 家に私以外の家族全員が揃っていた。
家族そろって節分を楽しむ、もちろん鬼のお父さんも一緒に楽しむのが良い。理不尽に豆をぶつけられても、楽しく終わりたい。
そこでまず、こっそり長女には約20分後に我が家に鬼が突入する！とだけメッセージを送った。
家には豆だけしっかり用意してある。

私は急いでスーパーへ駆け込み、豆を購入した。
欲しいのは豆なんかじゃなくて、おまけで貰える鬼のお面。
お面をゲットした私は、家の駐車場に到着。
そのまま家に入るのは面白くない。
２月の寒い夜、私は車の中で上半身裸になる。
そして鬼のお面を被って外に飛び出す。

寒い！とんでもなく寒い！

だがここは我慢だ。楽しいイベントのためなら、これくらい体をはる方がより楽しくなる。

チャイムも鳴らさずに威勢よくドアを開け、大声で吠えながらドカドカと愛する家族のもとへ乗り込む。

もう家の中は大パニック！

妻・１号ちゃん・２号くんの大人組は大爆笑！
しかし、３号ちゃんだけは、今まで見たこともないような表情で、泣き叫びながらお姉ちゃんの手を引っ張って逃げ惑う。

調子に乗った鬼は、更に大暴れ。

１号ちゃんに促され、なんとか豆を投げつける３号ちゃん。
鬼は、その奥に秘めた笑顔（大爆笑）とともに去っていった。

寒い！寒すぎる！

車の中で人間に戻ったお父さんが
「大丈夫か！今、鬼が走って逃げてったけど、大丈夫だったか！！！」
と、笑いを堪えながら帰宅。
さっきまで鬼だった人間に抱き着いて、泣きまくる３号ちゃん。

面白かったな～(笑)

今年の節分は、私が保育所に迎えに行ったので人間のまま帰宅した。
保育所にも鬼が来たらしく、帰りの車の中で
「もう鬼の話はしないでね。怖いから」
と、先手を打たれたので今年の面白イベントは中止にした。

何歳になっても、鬼滅の刃を平気で見ていても、鬼は怖いもんなんだな。
私にとっては、鬼より、怒った妻の方がよっぽど怖いが・・・・・

トップの画像は、ギャラリーからお借りしたものです。
satomigoro（てっちゃん）さん、ありがとうございます。