(絵本)おじさんのかさ / 心をひらくと見えてくる世界
vol.007
今回の絵本は「おじさんのかさ」
(著:佐野 洋子)
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絵本から学ぶノート、本日は7冊目です。
台風が近づいているとのことで、雨が関わる絵本についてご紹介します。
■あらすじ
りっぱな かさがぬれるのがいやで、かさをさそうとしないおじさん。
ある雨の日、子どもたちの歌をきいたおじさんは、
はじめてかさを広げてみました。すると……。
頑なに傘をさそうとはしなかったおじさんが、ある雨の日に子どもたちの
「雨に関する歌」を聞いて、興味本意で傘をひらくことに。
そうするとこれまで見慣れていた景色が違ったものに見えてくる、という
ちょっぴり大人であたたかい気持ちになれる絵本です。
■良かった点
<「なんだろう?」という好奇心が自分を変える>
おじさんがベンチに座って休憩している場面。
途中から雨が降ってきたので、近くの子どもが駆け寄って「その傘に入れてよ」と
おじさんに言いますが、おじさんは断って決して傘をひらきません。
諦めた子どもは他の子どもの傘に入って帰って行きますが、
そのとき「あめ がふったら ポンポロロン あめがふったらピッチャンチャン」と
子ども達が歌っていました。
その歌がどうにも気になってしまったおじさんは、試しに大事な傘をさします。
そうすると、歌のように楽しい雨音が聞こえてくることがわかり、
街中もこれまでと違って音に囲まれてワクワクする世界に見えてきました。
誰かの声に耳を傾けてみる、それだけで新たな発見があって、これまで思いもよらなかったことに興味が出てくるものです。
また、興味を持ったら実際にどんな小さなことでもまず一歩行動することも大切で、絵本のおじさんは試しに傘を開いたことで世界が変わって見えました。
おじさんにとっての"傘"は"心"のようなもので、外部に対して心の傘を開いたことでこれまでわからなかったことが一気に見えてきたのです。
耳を傾ける、そして興味があるなら動いてみる。それだけで雨のようなネガティブに感じるような日でもポジティブに明るく捉えることができるのだと、
この絵本は感じさせてくれます。
以上が、個人的に良かった点でした。
■こんなときにオススメ!
・物事の違った捉えることの大切さを学びたいとき
・心を開くことで自分が変われることを伝えたいとき
面白いと感じていただいたらいいね・フォローなど宜しくお願いいたします。
今後も継続的に絵本の紹介をしていきます。
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おじさんのかさ
(著:佐野 洋子)
www.amazon.co.jp/dp/4061318802
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