(絵本)いいにおいのおならをうるおとこ / アイデアは制限があるからこそ生まれる
vol.008
今回の絵本は「いいにおいのおならをうるおとこ」
(著:ジル ビズエルヌ 絵:ブルーノ エッツ)
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絵本から学ぶノート、本日は8冊目です。
爆笑必須の絵本と言われたりしますが、アイデアに対する姿勢についても学べる良い絵本だと感じています。
■あらすじ
あるところに、欲ばりな兄と正直な弟が住んでいました。
弟がすこし成功すると彼は兄に正直に報告します。
兄はすぐに弟の真似をしますが、いつも失敗。
ある日暖炉に落ちていた豆を弟が拾って食べると、
とんでもなくいいにおいのするオナラが出るようになり、
弟はオナラを売って大金を得ました。
それを聞いた兄は同じく豆を食べ、
意気揚々と村長のパーティーへオナラを披露しに行きます。
もちろん、そこでは大騒ぎが起きるのでした…。
どんなことでも成功につなげる弟と、それを奪う兄のお話です。
目の前のことをチャンスと思えるかどうかで結果が変わってくることを改めて感じさせてくれます。
■良かった点
<ビジネスチャンスは、実は既に目の前にある>
弟は、もらった犬を畑の耕しに協力させますが、
それを見て羨んだ兄はその犬を借りて同じことをさせますが上手くいきません。
しまいには犬を殺してしまいました。
次に、道端で見つけた竹を見た弟は、この竹を使ってカゴを編めると思い、
結果的に毎朝ニワトリが卵を産んでくれます。
それを羨んだ兄はカゴを無理矢理借りますが、
卵ではなく毎朝動物たちのフンしか入っていませんでした。
怒った兄は弟のカゴを燃やしてしまいました。
最後は、カゴが燃やされた暖炉の中から見つけた豆を食ベると"良い匂いのするオナラ"が出ることを知り、それを商売にして大成功を収めます。
そして兄はやっぱりその成功を羨み、同じ豆を欲張ってたらふく食べますが、結果的には"非常にクサいオナラ"になってしまい、街から追放されます。
そんな話からは、
どんなことでもビジネスのきっかけがあり、
限られたものでいかにクリエイティブになれるかどうかは、
目の前の事象を様々な視点で捉えれるかによることを教えてくれます。
また、強欲になり他人から奪ってまで欲張ることは、結果的に不利益になることを
兄から感じさせてもくれます。
制限無くして、良いアイデアは出にくかったりします。
もし、今「自由度がないから発想が生まれない」という状況にいる場合は、
少し物事を異なる捉え方をすることで悩みが解決するかもしれません。
以上が、個人的に良かった点でした。
■こんなときにオススメ!
・アイデアの発想について学びたいとき
面白いと感じていただいたらいいね・フォローなど宜しくお願いいたします。
今後も継続的に絵本の紹介をしていきます。
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今回の絵本は「いいにおいのおならをうるおとこ」
(著:ジル ビズエルヌ 絵:ブルーノ エッツ)
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