見出し画像

留学72日目の日記「平和」を考える1時間をつくりました

12月はじまりの日、久々にオンライン企画を実施しました。テーマは「平和」。そんなテーマで自分が企画するなんて前までは想像もしなかったけれど、今回、やってみました。

まず、今回企画をしたのは、学びのポトラックという場。毎月開かれている、オンライン上の学びの場です。参加学生から話題提供や進行(ファシリテーション)を募り開催。教員の皆さんはオブザーバー&世話人として参加し、みんなフラットに、一緒に学び合う場となっています。関西大学、福岡女子大学、京都産業大学、北九州市立大学、創価大学などなど、さまざまな大学の学生が参加しているので、普段出会えない人とも一緒に語り合える、そんな素敵な場です。これまでたくさん参加してきましたが、話題提供者&ファシリテーションをするのは今回が初でした。

今回、なぜ企画しようと思ったのか、しかも、なぜ「平和」?
それは、留学で感じたことを、何か還元したい、行動に起こしたいという気持ちから、だと思います。

まず、ウクライナの隣国で日本とはまた異なる歴史を持つポーランドに留学に来て、「平和」について考えさせられる機会が増えました。かなりダイレクトにロシアを批判する広告、自国の国旗+ウクライナの国旗を掲げる多くの建物、国境付近にミサイルが落ちた日の夜、その日もウクライナではミサイル攻撃が続いていたこと、など…。
ポーランドの治安はよく、日々落ち着いた生活を送ることができていますが、日本にいる時より、「平和」についてもやもやを抱くようになりました。
他にも、公園で無邪気に駆け回る子どもたち、笑顔の親たち、そんな光景をたくさん見て、「『平和』な暮らしに国境なんて本当に関係ない」と感じるようになりました。

そんな生活、感情を経て生まれた、こんな問題意識。
「国境関係なく守られるべき『平和』な生活が守られていない地域もある現実に、これまで目を向けられていただろうか?」
「自分の『平和』な生活を守ること、自分ごととして考えられていただろうか?」


そして留学に来て時間の余裕が生まれ、感じたむずむず感エネルギーは溜まっているから、この貴重でありがたい「留学」という経験を、何か生み出すことで、かえしたい。まずはその一歩として、ポトラックで、留学に来れたからこそ生じた問題意識を元に場をつくろう。そうして、この企画をつくりました。

当日は、自分が留学で感じたことを写真と共に共有し、「『平和』ってそもそもなんだろうか?」「『平和』を守るために必要なことは?自分にできることは何がある?」そんな問いかけから自由に3、4人のグループで語り合い、最後に全体で話した内容や感想を共有し合いました

出身も経験もバラバラな14人の学生が集まって生まれた「平和」に対する考えは様々で面白かったです。

個人的に印象に残っているのは、「小学生ぶりに『平和』について考える時間をちゃんと持てた」という参加者の声。「機会を生み出せたんだな、この場をつくってよかった〜」と嬉しくなっちゃいました。同時に、普段考える機会が少ないことに対する問題意識も改めて生じました。

久々に企画をして、「もっと堂々としなきゃな。臨機応変な対応、あんまり上手くできなかったな。」という反省もありつつ、やっぱり感じる充実感、やってよかった感。大事にしたい感覚です。

こうやって貴重でありがたい「留学」という経験から「生み出す」を、引き続きできたらいいなと思います。

帰ってから何するか、楽しみです。「平和」についても、引き続き、「難しい」とあきらめず、目を向けていきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?