「伝える」「学ぶ」にはこの1冊
今年最初の読了本。
『ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか』
(為末大・今井むつみ著 扶桑社新書)
きっと、この表紙と帯を見ただけで
興味津々になる人が私の周りには多くいるはずです。
と言ってしまえばそれまでですが、もう少し私なりにまとめてみます。
一見縁遠くも思えるスポーツの世界と言語の世界が、実はとても密な関係性にあることが、お二人の対談形式で進められるこの本から感じられます。まず、それだけで面白い。
そして、理解を深められたことがたくさん。
・ことば(語彙)を知っていることで得られるもの
・伝え方の工夫
・英語学習に向かう時の大切な姿勢
・学びになる学び方
・直感を磨くもの
そして副題の通り「できるようになる」ということ。
ここでいう「理解を深められた」は、自分の中にある程度正解を持っていたんだけれども、はっきりとは言語化できていなかったことをスパッと言語化してもらえてスッキリできた、ということだと自己分析しています。
↑ここでの「スパッと言語化」という表現も、ポイントだったりします。
理解が深まって、自分のことに置きかえて意識してみよう、とか、やってみようという気持ちがムクムクと湧いてきました。
↑「ムクムクと」と聞いてイメージできるもの、きっとみんな共通していると思います。これもこの本のポイントです。
余談ですが、フルタイムワーママ+ワンオペ時代に「寝る前絵本」と称して読み聞かせしてた自分をこの本に褒めてもらったようにも感じました。読んでいた本は『コロコロコミック』だったんですけどね笑
というわけで、この本をオススメしたい人!
・分野を問わずコーチの仕事をしている人
・先生、指導者
・「伝える」が仕事の軸な人
・英語学習者
・言語習得期の子どもを持つ親御さん
宣伝でもなんでもなく、純粋にすばらしい1冊でした。
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