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双子であることのネガティブを乗りこえるまで 〜恋愛編~

こんにちは、ろこです。

今回から数回(3~4回?)に渡って、自己紹介でお話していた「双子であること」のしんどかった!辛かった!という部分を、どのように乗り越えてきたかという事についてお話できればと思います。

同じ顔で劣っているなら、私はいらない?

これ、本気で思っていました。

高校2年生後半~高校3年生の頃、思春期の自我を確立していく時期とも重なって、双子であることに最も悩んでいました。

当時は「何を食べるか」「何を着るか」といった日常の些細なところから、「どこの大学に行くか」「将来はどんな事をやりたいか」といった人生に関わる部分に至るまで、全ての基準が姉になってしまい、

「姉がやるから私もやる」
「姉より私は勉強が出来ない」
「姉より私は可愛くない」
「姉より私はモテない」

などなど、挙げ出したらキリがない程(笑)

小さい頃から比べられ、自分でも姉と自分を比べる癖がついてしまったことで、判断基準が全て姉になっていました。

家も学校も部活も同じで、自分と姉との境目が曖昧だったのかもしれません。

そして、その時の私が見ていた物の見方で姉と私を比べると、
「私は全てにおいて姉より劣っている」

「同じ顔なのに劣っている。ということは私は居ても意味がない?」

と存在自体を否定するようになっていたのです。

今書いていると、私よくここまで持ち直した!と思えるほど、当時はよく泣いて過ごしていましたし、学校も休みがちになっていました。

「同じ顔」でもない、「どっちでも良い」でもない!

そんな風に、生きる意味まで見失いそうになっていた私でしたが、高校3年生になって好きな人が出来ました。

運よくメールアドレスを交換し、その後お付き合いすることに。

まだまだ双子であることについて悩んではいましたが、

「どっちでも良い」
ではなく、

「私を選んでくれた」
「姉が好きになった人ではなく、私が好きになった人」

と、「私」としての経験をしたことが本当に大きな喜びを与えてくれました。

そして「あ、私生きていても良いのかも」と、希望を見出だせた感覚になったことを覚えています。

受験生。存在を認めて、未来へ。

とはいえ、その頃は高校3年生。
受験生で、周りの多くの同級生が自分の道を決めて進んでいく時期。

日常の行動ですら、ほとんど自分で決めずにいた私が、進路の選択をするのは、至難の業でした。

結果、姉は現役で大学へ。
私は浪人することとなりました。

次回は浪人時代の事をお話したいと思います。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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