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スタディケーション-里山で「そろタッチ」-

ワーケーションからスタディケーションもブームに?

ここ1年でワーケーションという言葉も市民権を得てきた。「ワーク(仕事)+バケーション(休暇)=ワーケーション」という自宅以外の休暇先で、リモートワークをする過ごし方のことを言う。最近では、ワーケーションによって生産性が向上するということが実証されつつある。

NTTデータ経営研究所ら、「ワーケーション」の効果検証実験実施 従業員の生産性と心身の健康向上に寄与

この検証実験として「実施中に仕事のパフォーマンスが参加前と比べて20%程度上がるだけでなく、終了後も5日間は効果が持続する」との結果が得られたようだ。

ワーケーションの効果を実感し、テレワークを推進する企業の方針も後押しに、地方移住を考える人が増えている話も周りで聞こえてくる。何を隠そう私自身も毎日のように、東京近郊のリゾート地、生まれ故郷の物件価格を目を皿のようにして調べている。

そんな中で、大きなハードルとなるのが、「教育」の問題である。地方出身者として自身が受けた「教育」を否定するわけではないが、自分の子供達に与える「教育の選択肢」と言う面では、東京をはじめとする大都市の方が多いことは誰もが認める事実である。地方移住には興味があるが、果たして、我が子達が受けている同等の質の「教育」を受けることができるのか?あるいは、我が子に適した選択肢はあるのか?これが、二の足を踏む大きな理由となっている。

しかし、ここ数年、変化が起きていると感じる。2020年4月には軽井沢風越学園が幼稚園と義務教育学校(小・中学校)を開園・開校し、来年の夏には岩手県の安比高原にハロウインターナショナルスクールが開校する予定のようだ。自然溢れる環境で教育がなされることの価値が見直されているように見える。我々、親にとっては都会以外での教育の選択肢が増えるのはありがたいことだ。

軽井沢風越学園
https://kazakoshi.ed.jp/

創立450年の英名門校「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」2022年8月開校予定
https://resemom.jp/article/2021/03/05/60805.html

このように、地方での教育の選択肢が増えると、子育て世代の移住を後押しする流れが想像できる。その際には、ワーケーションのように、まずは、スタディケーション「スタディ(学習)+バケーション(休暇)=スタディーケーション」の効果を検証する必要がありそうだ。果たして、都会で育った子供達は自然環境溢れた里山で学習の効果を出すことができるのだろうか?

我が子のスタディケーション検証(そろタッチ)とその帰結

地方移住を視野に入れ、その前に、東京生まれ育ちの子供達が果たして自然溢れた環境で学習に集中することができるか伊豆高原の里山で検証してみた。動物の餌やり、森のお散歩と存分に楽しんだ。そして肝心の学習面ではどうだろうか?WiFi環境とiPadがあれば、どこでも学習ができ、我が子が毎日取り組んでいる「そろタッチ」への取り組みを観察。結果得られた学びとは?

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長男にはいつもと違う効果がみられた。一問間違えるだけで騒ぎ立てて、ものに当たってしまう最近の傾向からは一変。狭い自宅の一室と違い、大自然の中で春の清々しい風と、ポカポカ陽気が心地よかったのか、それとも大自然に比ぶれば己の悩みなんてちっぽけだと感じるくらい成長したのか笑、数問間違えても笑顔でミッションクリア。自然の中で学習することの効用を垣間見ることができた。長女、長男ともに、自然の中での生活、学習は気に入った模様。

この結果を携えて、妻に勇気を振り絞って報告。

私「子供達も自然の中での生活を楽しんでいるようだし、地方移住を具体的に考えようか?」

妻「はあ?東京にしか友達いないから、嫌に決まっているでしょ。」

2泊3日のスタディーケーション検証はある意味成功したが、地方移住の話は鶴の一声で一瞬で立ち消えになった。。

そろタッチ公式HP: https://www.sorotouch.jp/

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